ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)洋種山牛蒡
北アメリカ原産の帰化植物。多年草草本。
全体無毛で、茎や葉柄は通常赤紫色を帯びる。中部以上でよく分岐し、高さ2mになる。夏に15cmほどの花序を出し、淡紅色で、花弁のない花を穂状につける。
萼片5、雄しべ10~12、雌しべ1。
子房は若いうちは緑色で、心皮の数が10。
よく見えるが、熟すと黒色で外からは数が分からなくなる。
明治はじめに渡来し、現在は山野にどこでも見られる。
インクベリー:実は熟すと、濃い黒紫色になり、つぶす
と赤い汁が出るので、アメリカではインクベリーと
呼ぶ。有毒なので、テストの範囲で実際書いてみよう。
赤と黒で鳥を呼ぶ:実は熟すと黒紫色となり、その時、
実の柄部分は真っ赤に変化する。
これは、赤と黒の目立つコントラストで、鳥を多く
呼び寄せるためという。
ある実験で、その黒い実は緑色の串に刺してみた
ら、赤い串の時に比べて鳥に食べられなかったそうです。
参考:4枚目の写真はマムシグサ果実。
ヤマゴボウ:中国原産で、茎や枝は淡緑色、花は白色。
因みに、漬物で「ヤマゴボウ」と称しているのは、
モリアザミの根である。
撮影年月日 | 平成22年7月8日 |
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撮影(西暦) | 2010年 |
色調 | カラー |
所蔵者 | 石川氏 |
作業日 | 2021年10月28日 |
参考文献 | 諏訪の植物 p13,175 |
地区コード | 下諏訪町 |
管理番号 | 2431 |
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カテゴリ名 | 自然 |
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