尾掛松(杉の木神社)
絵葉書になった「尾掛松」。古代の「松之木湛(たたえ)」神事の地と伝えられている。「湛」とは「たたり」のことで、尾掛松に神霊が大空より降臨することを信じて祀ったものである。「杉の木様」とも呼ばれていた。
樹種はヒノキ科ビャクシンで、住民はもとより甲州道中を旅する人も参拝したという。
また諏訪湖上で漁をする人の目印の巨木でもあったが、枯れ死していたので、平成16(2004)年1月に安全上の配慮から伐採され幹だけが残る。
この尾掛松には諏訪明神様が出雲出へ掛けた時、竜神が頭だけ出したので、他の神様が尾はどこにあるのか聞いたところ、「尾は(大和)諏訪湖のそばの高い木(高木)に掛けてある」と答えたことから、それが大和・高木の地名の起源と伝えられている。なお地名の語源には諸説あります。現在は「杉の木神社」に根元の2メートルほどが収められている。
撮影場所 | 高木 |
---|
撮影年月日 | 大正時代 |
---|
色調 | 白黒 |
---|
大きさ | 25.2*30.4 |
---|
所蔵者 | シロトリ写真館 |
---|
作業日 | 2017.9.14 |
---|
参考文献 | 生涯学習ガイド・わが町下諏訪~歴史編37P 諏訪大社 166~168p 諏訪大社の信仰 160p ぶらり諏訪塾甲州街道編 17-18p |
---|
地区コード | 南高木 |
---|
同じキーワードを持つ記事
尾掛松(おかけまつ)
片倉二代銅像