
今回の柳町通の散策や調査を終えて感じたことは、地元住民の柳町通に対する思いがとても強いということだ。また、その思いによって、現在のような魅力的な観光地として有名になっているのだと感じた。
この柳町通は、1990年代空き家や老朽化した建物が多くなったことに、地元住民が憂い、街並み再生を目指して動いたという歴史がある。「岡崎酒造」や「おお西」を筆頭に空き地の利活用のために多くの店が誘致されてきた。中でも紹介した「ルヴァン」は観光客の目に留まり観光客を引き寄せるものとなった。誘致された店が、また異なる店を誘致する。このような循環のもと今では空き地がすべて活用されている現状にある。
実際に歩いてみて感じたことだが、どのお店も外観が統一されており、木の温かみを感じさせるとともに昔ながらの「うだつ」や「木の格子窓」が残されていた。これらも、地元の方々が景観を大切にしようと一致団結したことの成果であり、その思いに誘致されてきたお店も賛同したからなのだろう。
この柳町通は、明治時代から続く多くの住民たちの思いが繋がって現在に至るのだと感じられた。新しいものが次々と作られている街並みに対して、そこにしかない価値を見つけ、発展させていくことは難しいことかもしれない。しかし、その地域に根付く文化や歴史、思いに少しでも関心を持つことが復興の第一歩になるのではないかと感じた。
参考にした資料は以下の通りです。
張 紅・呉 玉䆾・張 羚希・馬 詩維・李 鑫 筑波大学 「住民主導型歴史的街並みの再生メカニズム
-長野県上田市柳町を事例にして-」地域研究年報 43 2021 1‒15 01.pdf https://www.geoenv.tsukuba.ac.jp/~chicho/nenpo/43/01.pdf (閲覧日 2026/1/18)
| 地区コード | 上田地域(上田市) |
|---|
| 管理番号 | 9 |
|---|
| カテゴリ名 | 私の地域探究2025(信州上田学) |
|---|