
お店が立ち並ぶエリアを抜けたあたりで、右側から水の流れる音が聞こえてきた。保命水である。
この保命水とは、明治十四年に柳町の先人方が海禅寺の境内から湧き出る清水を木管で引き、町中の人達の生活用水としたものだ。これは、北国街道の往来の人々にも大変喜ばれ、多くの人に利用されてきた。
それ以前の上田では、水道施設が行われていなかったためこの保命水がどれほど重要視されてきたのかが分かる。また、豊かな水があるとことには、美味しい食があると言われるように、この保命水のおかげで伝統的な味噌や醤油、酒など発酵食の文化が根付いてきた。
災害時などの際に生活用水として利用されてきた保命水。私が訪れた際、住民の方が沢山のペットボトルに水を汲み、車に積んでいる様子を見かけた。水道が整備された現代でも、やはり湧き水というのは魅力的なものだと感じる。しかし、このような恩恵を受けられるのは当たり前ではなく、明治から現在までに至る歴史において地元の人がどうにか残していこうと努力をした結果と言えるだろう。
これからも、この保命水が維持されれいくことを願っている。
参考にした資料は以下の通りです。
水と祈りが紡ぐ町 – 上田城下町・柳町ものがたり | 上田城下町観光協会 https://nagano-ueda.gr.jp/yanagi-machi/ (閲覧日2026/1/18)
| 地区コード | 上田地域(上田市) |
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| 管理番号 | 8 |
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| カテゴリ名 | 私の地域探究2025(信州上田学) |
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