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摩訶不思議な「田毎の月」

摩訶不思議な「田毎の月」

歌川広重作 浮世絵「信濃更科田毎月鏡台山」

5月下旬、田植えの前後に水が張られた大小さまざまな棚田に月が映る。この光景は、「田毎の月」と呼ばれ、この地域ならではの月見の表現である。

江戸時代の浮世絵師歌川広重は、すべての水田に月が映る摩訶不思議な情景を浮世絵に描いた。この浮世絵によって、「田毎の月」のイメージが広く人びとに伝えられることになった。実際には、一目ですべての棚田に映る月が見えることはなく、畔道を歩きながら目を移せば次つぎに田ごとに映った月影を見ることができるのである。

登録日:2025-02-09 投稿者:ウルボー
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