
上田招魂社は上田城跡公園内に位置する神社。創建は明治3年と思われるが、その後移転および遷座を複数回行っており、現在の場所に移ったのは大正12年とされる。招魂社のもととなったと思われる招魂祭が上田藩に布告されたものであることから、現在の場所に移ったのもそれと関わりがあるのではないだろうか。
本神社のご祭神については特定の神様を祀ることはしておらず、護国の英霊を祀っている。ここでいう護国の英霊とは戊辰戦争に始まり大東亜戦争に至るまで国家のために戦い亡くなった人々を指す。
境内には明治天皇から賜ったと思われるお言葉の刻まれた石碑がある。本神社とは関係ないが常楽寺においても学徒出陣で亡くなった人々の鎮魂碑が存在する。一方でそちらには天皇のものと思われるお言葉はない。この違いは英霊を祀ることを目的として創建されたか否かにかかわってくるのだろうか。また、境内には陽光桜が植えられている。この桜は高岡正明が戦死した生徒の冥福を祈って30年ほどの試行錯誤を経て誕生したもので、生徒への思いの深さを感じられる。この桜は濃いピンク色の蕾が特徴的であり、春には美しく花開いた様子を見られる。
上田は寺も神社も数多く存在し、寺については様々な宗派が存在している。現在は移転して昔とは異なる場所にある寺や神社も多い。ただ古くから上田にあったことには変わらない。特に寺は様々な宗派が存在しているにもかかわらず目立った争いがおこることもなく共存し続けたことは印象的だ。上田駅周辺の神社仏閣は比較的高層の建築物が多いことから目立ちづらいが、多くの神社仏閣が密集している。境内にある資料からは上田のよりローカルな歴史を見ることができ、訪れた際にはぜひ見っていってもらいたい。
| 地区コード | 上田地域(上田市) |
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| 管理番号 | 7 |
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| カテゴリ名 | 私の地域探究2025(信州上田学) |
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