和田龍酒造

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上田城のすぐ北に位置する和田龍酒造を訪れた。上田の酒文化を学ぶため酒蔵を巡っていた私にとって、ここは少し意外な場所であった。なぜなら、現在この蔵では酒造りが行われていない「元」酒蔵だからである。その背景には、和田龍酒造ならではの歴史があった。

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明治20年創業の和田龍酒造は、上田の地酒として酒造りを続けていました。戦後、酒造りは各地の蔵から一つの蔵に集約され、効率化が進んだため、自蔵での醸造は行わず、造った酒を運んで瓶詰め・出荷する形になった。
その後は桶買いによる販売を続けていたが、2000年に仕入れ先の酒造会社が長野市から撤退することになった。それがきっかけにもなり、蔵元の和田さんは、もう一度酒造り和再開しようと計画を進めます。しかし、先代の父が税務署に預けていたつもりでいた酒造免許は返納されており、新規取得は事実上不可能である。それでも自分の手で酒を造りたいと考えた和田さんは、親戚にあたる千曲市の長野銘醸にて自社の酒も造らせてほしいと頼み、受け入れられたことで酒造りが始まりました。2005年には和田さんの名前から付けられた『和田龍登水』が誕生しました。
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今もそこに佇む蔵は大きなものでかつて、ここで酒造りが行われていたことを強く感じさせられた。現在は自蔵での醸造は行われていないものの、免許を失っても酒造りを諦めず、他蔵と協力するという選択をした点に、酒に対する強い思いを感じた。地域に根差し、少量生産でも全国に卸先を持つ和田龍酒造は努力あってこそなのでしょう。

説明もご丁寧で、おすすめは外れないそうなので、お酒が飲めるようになったら、また訪れたいです。



参考文献
「酒造免許を失っても自分の手で酒を造りたい」 ─ 32年ぶりに銘柄を誕生させた長野県・和田龍酒造の軌跡
https://jp.sake-times.com/knowledge/sakagura/sake_g_wadaryushuzo 
(2026.1.21閲覧)

登録日:2026-01-21 投稿者:ぶんぶん
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