塩田平は、山に囲まれた盆地で雨量が少なく、古くから水に恵まれない土地であったため、農業用水の確保が大きな課題であった。そのため、平安時代から鎌倉時代にかけて多くのため池が築かれ、仏教文化と農村開発が結びついた地域として発展してきた。これらのため池は、農業用水の確保にとどまらず、水害の調整や防火、生態系の保全、さらには歴史的景観の維持など、多面的な役割を担い、地域社会を支えている。私はこのため池を通して、上田の人々が自然環境の制約を理解した上で、水を適切に管理しながら暮らしを成り立たせてきたことを伝えたいと考える。自然に逆らうのではなく、自然と向き合い工夫を重ねることで、地域文化や農業が形成されてきた点に注目し、この場所を取り上げた。
| 管理番号 | 3 |
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| カテゴリ名 | 私の地域探究2025(信州上田学) |
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