上田城の復元整備や発掘調査
現場には、上田城の復元整備や発掘調査を説明する看板が各地にあった。
現場の看板や参考文献から、得た情報を簡潔に以下にまとめる。
上田城の発掘調査は、江戸時代の上田城の絵図等の資料に描かれた、かつての上田城の正確な姿を確かめるために行われている。
江戸時代の上田城をより多くの人がイメージできるように、仙石忠政が建てた本丸7つ櫓(やぐら)のうち現在残っていない4つの櫓と櫓門、武者溜まり等の復元を目指すものである。
上田城は戦国時代から現在に至るまで破城や解体など多くの契機を経て守り伝えられ、現在は史跡上田城跡として保存・活用が進められている。
『保存管理計画』の策定と『整備基本計画』の改訂(平成23年度)に加え、文化財保存法改正(平成30年)によって『文化財保存活用計画』が制度化された。
そこで、史跡上田城跡の「守るべき価値」を明確にし、来訪者、市民や関係団体など上田市全体を対象に、次世代に継承するための保存・活用を推進することが目指されている。
史跡上田城跡保存活用計画の「第10章 運営・体制の整備の方向性と方法」より、
「(4)市民協働の推進
史跡上田城跡を適切に維持管理し、後世に伝えるためには、来訪者がより一層親しみ、歴史的な価値を知ることで魅力を感じ、愛着心を高めることが重要である。案内パンフレットや櫓の内部公開、発掘調査や史跡整備事業の現地公開などを通じて、地域の重要な文化遺産であることを発信し、文化財保護意識の促進に努める。また、市民団体とも協働することで、より広く周知し取組の効果を高めていくことができるよう努める。」
この計画は、上田市の最上位計画「第二次上田市総合計画」、上田市教育大網、上田市文化財保存活用地域計画と整合するものである。
各計画の基本理念や基本目標を挙げると、それぞれ、「市民力、地域力、行政力、それぞれが役割を果たし、協働のもと、まちの魅力と総合力を高めます。」、「燦(さん)と輝く上田の未来を紡ぐ人づくり」、「上田の歴史文化を未来へつむぐ誇りある地域づくり」である。
以上のことから、地域づくりには、市民と協働することが欠かせないことがいえるのではないか。そして、その先に、地域にある「守るべき価値」を未来へ市民によってつむぐことが、まちの目指していく姿なのではないかと考える。
参考文献
上田市ホームページ(上田城跡整備室)より「整備・復元」ページ
URL:https://www.city.ueda.nagano.jp/soshiki/osiroseibi/96661.html
(2026年1月21日最終閲覧).
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| 投稿者 | ゆき |
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