大師湯は慈覚大師の湯とも呼ばれていたそうです。
天長二年(825年、平安時代)比叡山延暦寺の座主円仁慈覚大師が北向観音堂建立のため当地に来錫の際、好んで入浴したので大師湯と名付けられたそうです。
かつては北向山に参詣した籠の者が夜通し入れ替わり利用したので籠の湯ともいわれました。
昔、矢傷を負った雉子が湯あみして傷をいやしたので「雉子湯」と呼んだこともあったそうです。
安楽寺開山樵谷、二代幼牛の両禅師の木像(重要文化財)が夜な夜な入浴されるので、尊貴を恐れた村人がついに木像の目玉を抜き取ったという大師湯にまつわる伝説もあるそうです。
地区コード | 上田市 |
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