高崎だるまの歴史についてまとめた前編はこちらから↓
高崎だるま
①前橋初市まつり
毎年1月9日に国道50号の本町二丁目で行われるお祭りで、前橋では三大祭りの一つとして有名である。別名「だるま市」と呼ばれ、その名の通りたくさんのだるまが売られている。50号沿いだけでなく、すぐ近くの中央通りアーケード(前橋の商店街)でも屋台の出店やイベントが開催されるので非常に賑やかである。
1番の名物は古いだるまを供養して燃やす「お焚き上げ」で、当日はお昼ごろまで多くのだるまと、火と煙を見ることができる。市民の間で、この行為を「どんど焼き(どんと焼き)」と呼ぶことが多い。群馬県では、新年になると各地でこのどんど焼きが行われる。
②高崎だるま市
毎年1月1日から2日にかけて全国で最も早く行われるだるま市である。令和2年度は37万もの来場客数を記録した。開催場所は群馬県高崎市の高崎駅西口の駅前通りで非常にアクセスが良い場所である。だるまの販売はもちろんのこと、様々なステージ発表や「開運たかさき食堂」と呼ばれるグルメ屋台の出店もされる。
~2021年高崎だるま市レポート~
調べるだけでなく実際に行ってみよう!と思い、初めてだるま市に行ってきた。今年はコロナウイルスの影響でだいぶ規模が縮小していたのではないかと思う。
だるまやグルメの屋台やダンスステージだけでなく、巨大なだるまや、無料の紙の絵馬に願い事を書ける催し物もあった。群馬県に住む多くの人がだるまを身近に感じ、親しみを持っていることが感じられた。
~最後に~
文化は人間がつくり、また文化を継承するのも人間である。まさにだるまも人が作り出したもので、目を無くす、縁起物として飾る、燃やすなど変化されてきた。これからもだるま文化が群馬県民の人々によって継承されていくのだろうと思う。
画像
①前橋初市まつりのお焚き上げの様子
前橋初市まつり(だるま市)より
➁2020年のだるま市の様子
その他は2021年のだるま市の様子(撮影者西村)
【参考文献】
1)【公式】高崎だるま市2021
2)前橋市商工会議所 前橋初市まつり
地区コード | 群馬県 |
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管理番号 | 2266 |
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カテゴリ名 | 私の地域探究 |
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