山岳信仰が盛んであった山形では、古来男子が元服(数え年15歳)に達すると、出羽三山(月山・湯殿山・羽黒山)に参拝するならわしがあった。信仰心が深かった茂吉の生家守也家では、その風習を実行し、斎藤家に入った茂吉もまた「出羽三山、特に湯殿山は生涯を守護したまふもの」と記しており、それを子に伝え、その後、孫、ひ孫へと受け継がれた。
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