演劇「かいころく(蚕種編)」見て
2月1日、安曇野美術館多目的ホールで、脚本・演出:私道かぴ、劇団:安住の地の演劇「かいころく(蚕種編)」見てきました。
劇作家:私道かぴ さんより
数年前から、木曽や岡谷、駒ヶ根、上田、そして安曇野などの様々な土地で蚕にまつわるお話を聞かせてもらいながら、「かいころく」シリーズを制作しています。・・・「工女編」では、製糸工場で働く女性の数世代にわたるお話を、一人芝居として上演。・・・「女性哀史」だけではない、働く女性の人生を・・・新作となる「蚕種編」は、蚕の卵にまつわるお話です。天蚕センターや蚕種会社への取材を基に、
約5000年をかけて家畜化されてきた「蚕」と人間の関わりを描きます。
あらすじ
江戸時代の中期から末期にかけての物語。
洪水で田畑を流された少年が、養蚕によって村を立て直したいと願い、伊達(福島県)まで養蚕を学びに行く。養蚕技術を学び蚕種を持ち帰り、村を復興させるともに自らも蚕種家となり、蚕種の改良や養蚕技術の普及に努め、多くの村や人々の生活が支えられるようになった。
劇について
主役の男性と脇役の女性が、それぞれ何役も務め、幕や背景や大道具もない平場のステージで90分間、二人の対話とモノローグ、ジェスチャー、二人の出入りで場面転換しながら劇は進行する。
開幕前に簡単に蚕種の付いた種紙、繭などについて説明がある。劇中では、蚕の掃きたて、桑つみ、桑やり、ヒキ拾い、掛け合わせなどの作業も丁寧に取り上げられているが、話しながらの動作で表現されるため、養蚕・蚕種製造について多少の知識が必要。江戸時代後期、伊達地方(福島県)から塩尻村の蚕種家が養蚕・蚕種製造の技術を学び、蚕種家(種屋)が各地に優良な蚕種を売り歩きながら、養蚕技術を広めていくという史実を表現している。
感想
養蚕、蚕種製造にかけた先人の思いが、出演の2人の何役も兼ねた演技に丁寧に表現されており、90分があっという間に過ぎた。養蚕にかけた思い、「蚕種の郷」での営みを知り、思いを重ねるには大変良い作品でした。是非、日本一の蚕種の生産を誇った塩尻地区や西部地域の皆さんにも見てもらいたいと思いました。
作品の誕生に関わった、上田蚕種さん、信大繊維学部、常田館製糸場、倉澤蚕室、藤本蚕業歴史館、上田市教育委員会ともコラボして上田市での公演、西部地域での公演を実現したいと思いました。
上田で公演する際は、協力したいと伝えてきました。
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| 投稿者 | やまさん |
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