蚕の餌となる桑は、他の樹木と違って、その根を地中深く伸ばします。千曲川の洪水に流されることもなく、急斜面でも地下水を吸収して成長できるので干ばつにも強いのです。また、洪水は上流から肥えた土を供給してくれました。
さらに、岩鼻から吹き出す強風は、蚕の害虫カイコノウジバエの卵を桑の葉からふりおとしてくれます。そのため塩尻地区の河原や扇状地、山の斜面に育つウジバエの卵を産み付けられていない桑「歩桑(ぶぐわ)」は、蚕種製造には、欠かせないものでした。
写真は、バイパスののり面に桑の実を食べた鳥の糞から育った桑の葉
地区コード | 塩尻地区 |
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投稿者 | やまさん |
管理番号 | 3128 |
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カテゴリ名 | 蚕種の郷 |
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