角真綿作りに続いて、昔は各家庭で行われていた座繰りの実演を見せてもらい、ランプシェードを作る体験に移りました。
お湯でほぐれた3粒の繭からミゴボウキで糸を引き上げ、3本をまとめ、透明のプラスチックのコップに巻き付けていくと生糸の繊細な色と模様がコップの表面を覆っていきました。ただ、1粒の繭から繰れる糸は、1300~1500m。コップにすべてを巻き付けるには2時間がかかるとのことで、続きは家に持ち帰って家族とやってもらうことにし、体験講座は終了しました。きっと、家族で交代しながら糸を繰ったことでしょう。
自分たちが育てた蚕が繭になり、その繭を糸にし、作品にするする経験は、子どもたちにとって満足感のある学習のまとめになったのではないでしょうか。そして、昔、上田にはそんな蚕との生活があったことを感じてくれたのではないでしょうか。
地区コード | 西部地区 |
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ライセンス | ![]() |
投稿者 | やまさん |
管理番号 | 3252 |
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カテゴリ名 | 養蚕農家の生活 |
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