2023/6/2 常磐町洪水予防対応
令和5年、6月2日 台風2号と線状降水帯による豪雨が予報された。
常磐町では、2010年8月2日、集中豪雨(時間最大雨量56㎜、累計82㎜)よって用水路を溢れた水は、道路を場所によっては60センチという深さで流れ、床上、床下浸水50戸超という洪水被害をもたらしたこともあり、以下のように洪水予防対応をした。
タイムライン
6/1 17:33 市:大雨への備えをお願いします。
6/2 6:00 →朝から雨。町内見回り、水門3か所開ける。
9:10 市: 長野気象台発表
「大雨警報・雷注意報・洪水注意報、土砂災害(レベル3)洪水(レベル2)」
→次第に雨強くなる。町内見回り、小水門2か所開ける。
13:20 →大雨警報の発表の可能性強くなる。西小南の矢出沢川への水門が開放を確認。
13:58 市:長野気象台発表
「大雨警報・雷注意報・洪水警報、土砂災害(レベル3)洪水(レベル2)」
→自治会三役に、水門の開閉を行い、用水の滞留を予防したことことを連絡
17:56 市:長野気象台発表
「大雨警報・雷注意報・洪水注意報、土砂災害(レベル3)洪水(レベル2)」
21:12 市:長野気象台発表
「大雨警報・雷注意報・洪水注意報、土砂災害(レベル3)洪水(レベル2)」
22:45 市:長野気象台発表
「大雨警報・濃霧注意報・洪水注意報、土砂災害(レベル3)洪水(レベル2)」
6/3 4:28 市:長野気象台発表
「大雨注意報・濃霧注意報・洪水注意報、土砂災害(レベル2)洪水(レベル2)」
6:00 → 雨止む。洪水被害なし。前日開けた水門を閉め、警戒を解く。
対応を振り返って
①声沢川など沢水が意外に多く、急流で激しい。
②今回程度の降水量(時間雨量8.5mmーAM2時、24時間雨量74.5mm)の場合は、水門を開けて、水量をコン トロールすることの有効性がわかった。(大雨の時、自治会での水門の開閉は許可されている。西小南の電動式水門の鍵を関係自治会で預かっている。)ただ、開け方によっては特定の水路に水を集めてしまい、氾濫する可能性がある。
③西小南の水門の高さは、矢出沢川水面よりそれ程高くない。菅平や真田での降水量が多いと神川が増水、神科台上のせぎから矢出沢川に流れ込む。八幡橋下の用水取り入れ口で水門を閉め、用水に流れないようにできるが、水位が高いと用水に流れ込むことを防げない。大雨の後の矢出沢川の草木の倒れ具合や流れ着いたごみの高から水位が水門より高くなることが想像できる。矢出沢川に用水が落ちなくなると虚空蔵沢からの雨水とともに内水氾濫を起こす可能性がある。2010年洪水の時間雨量56㎜、累計82㎜が一つの目安。
④雨水を滞留させずに流すことは、流域治水の立場からは、下流に大きな負担をかけることにつながることを認識しておかなければならない。
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投稿者 | やまさん |
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