上塩尻蚕種製造民家群6 佐藤宗家「藤本」邸宅の第一蚕室 ③ 

上塩尻蚕種製造民家群6 佐藤宗家「藤本」邸宅の第一蚕室 ③ 

 1階、2階に合わせて4室の蚕室がある。高い天井を太い梁が支え、床は高く、暖房のため埋薪炉(まいしんろ)が施されている。1階の埋薪炉は、すのこの床の下に、横1m、縦2.8m、深さ80㎝ほどの大きさで、石を組み合わせて作られている。3段ぐらいに丸太を敷き詰め、間をもみ殻で埋め、上を石灰で覆い2か所に火をつけると、少しずつ4週間ほど燃え続けた。遅霜の心配のある春蚕(5月上旬から)の飼育には、暖房が必要だが、これほどの規模の設備はあまり見られない。2階にも規模は小さいが掘りごたつの状の埋薪がある。

登録日:2022-05-30 投稿者:やまさん
地区コード上塩尻(塩尻地区)
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    管理番号3193
    カテゴリ名蚕種の郷
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