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蚕種の郷6 「塩尻へ嫁に行くか、それとも裸で荊(いばら)を背負うか」

蚕種の郷6 「塩尻へ嫁に行くか、それとも裸で荊(いばら)を背負うか」

 昔、塩尻には「塩尻へ嫁に行くか、それとも裸で荊(いばら)を背負うか」ということわざがあったそうです。北に険しい虚空蔵山が聳え、南の千曲川に挟まれたわずかな平地は岩鼻に向かって狭くなっています。さらに堤防のない時代には、千曲川の洪水に度々襲われ、砂地や石がゴロゴロしている河原のような有様になりました。塩尻に嫁げば、裸の背に棘のある荊を背負うような苦労をするだろうと言っているのです。その塩尻の先人たちが、苦難と向き合い、営々と努力、工夫を重ねてきた証がこの河原と山麓に広がる桑畑です。

登録日:2021-06-25 投稿者:やまさん
地区コード下塩尻(塩尻地区)
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    カテゴリ名蚕種の郷
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