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「蚕種の郷」座摩(ざますり)神社の祭礼 1

「蚕種の郷」座摩(ざますり)神社の祭礼 1

5月3日、上塩尻の #座摩神社 の祭礼が行われました。今年は、コロナ感染のため3年ぶり、神職と役員のみでひっそりと拝礼するだけでした。しかし、昭和の半ばまでは、座摩神社の祭礼といえば、「 #蚕影様 (こかげさん:蚕の神様)のお祭」として、上田・小県はもちろんのこと、遠くは水内、高井郡をはじめとして、佐久、北上州まで鳴り響いていたそうです。
 江戸時代の半ばから昭和の初期まで養蚕は、国や地域の経済、農家の生活を支える重要な仕事でした。しかし、飼育技術が確立するまでは当たり外れが大きく、運に任せることが大きい仕事でした。上塩尻は、優良な蚕種を作るともに、飼育技術の改良・普及に努め、生産量ばかりでなく、品質の面からも日本一の「 #蚕種の郷 」と言われていました。その上塩尻の「蚕影様」の祭典は、八十八夜、桑の葉も大きくなり新しい年の養蚕が始める時で、「今年も」、「今年こそは」と豊蚕を祈願する近隣の養蚕農民がこぞってやってきて、盛大な祭典が行われていたそうです。
 上塩尻の高遠直一さんの「座摩神社 祭礼覚え書」(「上田盆地」18号)からその様子を紹介します。写真は、「塩尻地区写真集」からお借りしました。

登録日:2022-05-03 投稿者:やまさん
地区コード塩尻地区
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カテゴリ名祭・イベント