塩尻地区では山の尾根近くまで段々畑を作り、桑が栽培されていた。明治28年11月14日付で村民18名が連署し、下塩尻区長に提出された「下塩尻区民有地開墾請願書」には、その事情が記されている。
「…今や我が国の蚕業の盛大なる様子は、山川、荒野まで桑園になっていないところはない。しかし、わが区内の民有林は、桑園として地味豊かなのにもかかわらず、依然として草刈り場とするのみで、利益を上げられないでいる。今回、同志を募り同地(別紙図面)を借受け、開墾し、益々蚕業を盛大にすることは、村を豊かにするばかりでなく、国家の恩に報いることになる。ぜひ、許可を願いたい。」
別紙には、西は岩鼻、東は高津屋まで、合計10000坪を超える山の斜面の開墾を申し出ている。
地区コード | 塩尻地区 |
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ライセンス | 表示(BY) |
投稿者 | やまさん |
管理番号 | 3214 |
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カテゴリ名 | 蚕種の郷 |
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