養蚕農家の生活2 桑の状態や水田の仕事、働き手に合わせて

養蚕農家の生活2 桑の状態や水田の仕事、働き手に合わせて

 私の家では桑畑を春(はる)蚕(ご)用に400坪(1320㎡)、夏(なつ)蚕(ご)、秋(あき)蚕(ご)用に600坪(1980㎡)をあてていたようです。なぜ夏蚕に重点をおいたかというに、春は気温が低く温度をとる養蚕には不向きであり、しかも養蚕期間が長いという不利と水田の「しつけ」(田植え)時期と重なるからです。また、夏期は子供たちの学校の長期休業という戦力の当てがあるからです。
             『養蚕業について』西沢吉次郎著から

 写真は、開校当時の塩尻小学校。桑畑に囲まれている。奥に見ええる山にも段々畑が広がっている。子供たちも養蚕の大事な労働力だった。(復刻版塩尻時報扉より)

登録日:2021-10-15 投稿者:やまさん
地区コード上田市
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    カテゴリ名養蚕農家の生活
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