隠岐のあごなし地蔵・愛宕地蔵尊

隠岐のあごなし地蔵・愛宕地蔵尊隠岐のあごなし地蔵・愛宕地蔵尊

 昔、神殿(ごうどの)【大祝居館(おおほうりやかた)、現下諏訪中学校地籍】の西つづきに、犬射馬場(いぬいばば)と呼ばれた練武場があり、武士たちが日々練武に励んでいた。ある日、武士の流矢が隣の空き地で遊んでいた子どもたちの中に飛び込んだ。子どもの泣き声があがり、武士が顔色を変えて駈け寄ると、子どもたちに囲まれて下あごに矢を受けられたお地蔵様が横たわっていた。抱き起こすとお地蔵様の下あごが削れ落ちたという。
 村人は、子どもたちの身代わりになられたお地蔵様の功徳に感謝し、馬場に隣接して祠(ほこら)を設け、懇(ねんご)ろにおまつりして「隠岐(おき)のあごなし地蔵」と呼んだ。なぜ「隠岐」とつけたかは明らかではない。

登録日:2023-12-03 投稿者:みらい
撮影場所富士見町
撮影年月日令和5年11月30日
撮影(西暦)2023年
色調カラー
所蔵者みらい
作業日令和5年11月30日
参考文献下諏訪町誌民俗編
地区コード富士見町
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カテゴリ名神社・仏閣・史跡
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