上田市の景観

今回私は上田市の現在と過去の写真や街並みを比べてみることで新たな発見や気づきがあるかもしれないと考え、調べてみることにしました。今回参考にさせていただいたのは上田の海野街や上田のスクランブル交差点の過去の写真と現在の上田の写真に写っている場所です。
比べてみたところ海野街は確かに歴史の流れを感じるほど変わっていましたが、スクランブル交差点の写真に写っているは昭和48年の海野街の写真と現在の海野街の風景はほぼ同じでした。昭和48年から変わらない商店街があり続けていることに少し不思議を感じ、なぜ現在の最新鋭のモダンな見た目の商店街にしていないのか疑問に感じたため上田の景観について調べてみることにしました。その結果過去の街並みや景観が保たれている場所の多くはその景観や見た目の良さ守るために市が努力していることを知りました。その理由として上田市の市役所が出している上田市景観計画という上田の各地域の歴史と文化の魅力ある景観づくりをより効果的に進めるため政策を策定していたためというものがありました。個人的に上田市は暮らしていて、常田館蚕糸場や上田城、海野街商店街、柳町といった歴史を感じさせる建造物が町のいたるところにあり、昔から身近にあることが当たり前であったためあまり気にはなっていなかったのですが、これも上田市の文化と歴史を今に受け継いできた市の努力の賜物なのだと知りました。
今回の探求で私が新たに気づいた、知ったことは歴史や文化が受け継がれてきたものが案外と近くにあり、それを受け継ぐ努力がなされていることと、昔の街並みを変えていき、モダンな街並みにすることだけが良いとは限らないことです。私は東京等の都市がかなり好きなのですが、東京のようにモダンな街並みになりすぎると逆にその土地の文化や歴史を身をもって学ぶ、その文化を体験するといったことができなくなり、その文化や歴史を受け継ぐ人がいなくなり、廃れてしまうのではないかと思いました。デジタルアーカイブのようにデジタルでは保存できない建造物は、その場に実際に行って感じれる歴史があるため昔の景観を残すことは大切なのだと知りました。





参考文献リスト
https://www.ikishuppan.co.jp/pages/435/
https://www.city.ueda.nagano.jp/soshiki/tosikei/6075.html

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投稿者	樽