★菅平中学校第26回「すずらん祭」2022/10/21(金)
「すずらん祭」を参観してきました。何と保護者参加の学校祭です。しかも26回目という歴史を刻んでいます。今回の「すずらん祭」のスローガンは「現状打破」。生徒会のスローガンとのこと。何と頼もしいスローガンでしょう。今年からは小中学生合同の形に進化させたとのこと。中学生たち、やりますね。
授業参観よりもこの形態の方が保護者にとってもお子さんのアクティビティに直に触れてよいのではないでしょうか。小規模校だからできるグッドプラクティスと思います。望ましくは他の学校でもできるモデルとして見ていただければ。コロナ禍のことなどもあり祭の様子はYouTubeでもライブ配信。dxの実践をしていることも頼もしい(ただ配信の質には課題がありました)。
朝8:30から始まり、15:00まで組まれたハードスケジュール。私が参観したのは、8:30からの「学習発表」、それに続く「クイズ王決定戦」「ディベート(予選)」。ここまでで10:50。
私たち長野大学は中学生1~3年生合同の総合学習をデジタルコモンズ型学習により緩やかに支援しています。
★菅平まなびあいひろば
https://d-commons.net/sugadaira/
生徒たちは2学期の活動をスタートしてから既に数回の投稿をしています。まだ始めたばかりながら、それぞれが楽しんで、また意欲を持って記事投稿をしている様子がよく伝わってきます。
「すずらん祭」の「学習発表」では小学6年生が小学校の総合学習の活動を報告、続いて中学生の6グループがそれぞれに発表しました。生徒たちが主体的に取り組んでいる姿勢がよく伝わってきて好印象でした。自分たちの活動がネットにも公開されていくことで、さらに学習活動にはずみがついていることもよくわかりました。サイトは「まなびあいひろば」と名付けたように、生徒たちの学習活動が地域に開かれ、地域の人たちとコラボしての学びあい・交流に進んでいくことを想定しています。よい踏み出しをしているのではないかと思いました。
続く「クイズ王決定戦」は生徒ばかりでなく保護者も教員も交えて盛り上がりました。それに続く「ディベート(予選)」もなかなか。ディベートのお題は「レジ袋は有料のままにしとくべきだ」に対する賛否両論のディベート。大変熱がこもっていました。
帰りがけ、廊下の壁に「Society5.0」の文科省ポスターが貼ってありました。理想形のイメージを描き絵空事のように見えます。菅平中のように無理なく、できることを自分たちで取り組んでいく実践が、DXの実現という点では何よりも大切と思いました。
地区コード | 真田地域(上田市) |
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管理番号 | 3233 |
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カテゴリ名 | 地域めぐり・まちあるき |
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