松平氏とゆかりのある上田のスポット
上田を治めた松平氏にゆかりのあるスポットを載せたマップを作製した。今まで紹介してきた記事に加え、4つのスポットをマップに加えた。
信濃国分寺の三重塔修復で紹介した松平忠周であるが、彼は正徳2年(1712)5月に山家神社の社殿を、正徳4年(1714)8月には紺屋町八幡神社の社殿も修復している(ただ、どちらの修復も三重塔修復より前の時代になる)。上田に引っ越してきて間もない忠周は、古くから上田住民の心の拠り所となってきた上記の神社仏閣を修復することで、上田領民の信用・信頼を得ようとしたのではないか、と私は考える。加えて、これから先、領内で天災や大きな事件が起こらないように、と土着の神仏に願かけをする気持ちもあったと思う。
山家神社であるが、額縁の『山家神社』という字は、上田最後の藩主で、知藩事の松平忠礼が自筆したものである。願行寺は、全国に数か所ある藤井松平家の墓所の一つである。眞田神社は、今は真田氏と仙石氏も祀っているが、もともとは、藤井松平氏の先祖を祀る松平(しょうへい)神社であった。
あまり知られていない上田の松平氏であるが、このように探求してみると、ゆかりのあるスポットが上田の地にたくさんあることが分かった。徳川家康の遠い親戚であるので、大河ドラマ『どうする家康』を見て松平氏に興味を持った人、「もともと興味を持っているよ」という人はぜひ周ってみてほしい。
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投稿者 | コスモス |
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