安楽寺は、鎌倉時代中期に相当の規模をもった禅寺であり、信州学海の中心道場であったことがうかがわれる。当時の国宝、重要文化財など、多くの鎌倉時代の文化遺産を貯蔵する、信州最古の貴重な禅寺となっている。
秋に訪れた際には、境内の木々の紅葉が綺麗であった。季節によって様々な姿が見られるだろう。
安楽寺には重要文化財として、安楽寺前開山樵谷惟仙和尚像(右)と安楽寺前二世幼牛恵仁和尚像(左)が置かれている。
惟仙は、樵谷と号した禅僧で、木曽源氏の出自といわれている。鎌倉時代の中期、宋に渡って修学し、安楽寺を開いた人である。どっしりと安定した容姿は、生前の面影をよく伝えるものである。
恵仁は幼牛と号し、惟仙にしたがって来朝して、安楽寺二代となった中国僧である。やせ型のつつましくも鋭い表情に造られ、個性的に表現されていて巧みである。
地区コード | 上田地域(上田市) |
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管理番号 | 3 |
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カテゴリ名 | 歴史文化スポット |
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