石造多宝塔は1262年の作で、総高274㎝の重厚で堂々とした風格や造り方は鎌倉期多宝塔の優品である。国の重要文化財に指定されている。
多宝塔の形は土台石の上に横長の直方体の石をのせ、幅の広いひさしをさしかけている。その上部は円筒形の身舎を造り出しその上に笠をのせ、一番上に細長い相輪を立てている。
塔が建てられている所は北向観音の出現地といい、境内でもっとも神聖な場所とされる。
常楽寺本堂から石造多宝塔まで向かっていくと徐々に神聖な雰囲気が感じられた。
周りを木や緑に囲まれており、空気がとても澄んでいる印象だった。
また、石造多宝塔のすぐ右側には上田市指定文化財である常楽寺石造多層塔が建っている。
地区コード | 上田地域(上田市) |
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管理番号 | 4 |
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カテゴリ名 | 歴史文化スポット |
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