下半過 大慈(いつくしみ)の湯は上田-坂城バイパスから旧道へ抜け、下半過の農道を進むと見えてくる鉱泉湧出です。
この湯は、観世音菩薩藩の大慈大の誓いが世に現れたものとされ、近隣住民などからは大慈の湯、ないし下湯と呼ばれています。
泉温が1999年時点では24.8℃、pH7.2、蒸発残留物量は0.2g程度の冷鉱泉です。
総硫黄としては硫黄泉の定義には足りていませんが、源泉周囲では硫化水素があり、非常に薄い硫黄泉であるとも考えられます。
2020年春ごろまでは源泉付近に案内板が建てられ、温泉スタンドとして観光客や遠方の人々に開放されていましたが、2020年の夏~冬ごろに発生した土砂崩れの影響で源泉の湧出が停止し、看板も撤去され実質的に廃湯となっているようです。
近辺にあるびんぐし湯さん館とは泉質が近いようです。
地区コード | 上田地域(上田市) |
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管理番号 | 2910 |
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カテゴリ名 | 写真記録 |
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