★岡谷蚕糸博物館
先日9/1、前川ゼミの学生と岡谷蚕糸博物館を訪問し、バックヤードの視察、所蔵資料のデジタルアーカイブ化に関する意見交換を行ってきました。
博物館の業務は一般的には資料収集・保存、調査研究、展示が主になります。現代においては社会のデジタル化が進展し、博物館法も改正され、登録博物館に対してはデジタルアーカイブ業務が義務付けられました。GIGAスクールが全国で実施された状況も重なり、デジタル社会への博物館の対応は待ったなしの課題です。その先に博物館DX (Digital Transformation)があります。その方向を視座に入れていくことがこれからの博物館には求められます。言い方を変えると、これまで以上に博物館を利用する人が増える、利用形態はネットなども使ったハイブリッドな形態となり、これまでの社会のありようがさらに知識へのアクセス、活用にシフトしていくことでもあります。
岡谷さん蚕糸博物館は2014年にリニューアルしてからも久しくなります。展示構成も現代の社会ニーズに合うように刷新され、現役の製糸工場である宮坂製糸所が館内で操業する製糸業の画期的な「動態展示」までされています。さらには、子どもたちの蚕の学習、自由研究を実践的・積極的に支援しています。これらがデジタル化により、さらに「アクセスしたい博物館」「知識の創発を促される博物館」に進化していくのでは?
デジタルの時代、博物館がどのように知識循環の一翼を担うのかも注視をしていきたいと思います。
地区コード | 岡谷市 |
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管理番号 | 3329 |
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カテゴリ名 | 地域の記録 |
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