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登録リスト(該当:28件)
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水の移動経路
川やため池の水は、直接そこに雨が降ったものだけでなく、周囲の高地から流れ込んできたものも多い。高い山があれば、雪解け水も入ってくる。このため、降水量が少ない地域であっても、上流の降水量が多かったり、山脈に面していたりすれば、十分な水を確保できる。 水底は田より低いため、水位が低いときは用水として使いにくい。洪水のリスクが高まるため、底を上げればよいというものでもない。水位が低い場合は、ポンプを使うようだ。 しかし、近代的なポンプは、ため池が造られた江戸時代にはなかった。現在のため池を見ると、当時は底近くに水路を引いたり、水位が一定以上のときのみ水を水路に送っていたと考えられる。現在も、水位が高いときはポンプとは別に排水するようだ。
2024-02-11
2
長野の観光地の持続性 牛臥川
牛臥川は古来よりたくさんの洪水が起きているところで、様々な対策が行われている場所である。その対策である砂防工事の完成形がとてもきれいで、それは階段工と呼ばれるものである。階段工は名前の通り階段のように連なっている水路でそこに水が流れる様子は実際にみてもとてもきれいだった。そして、その石積技術や景観をもとに、国指定の重要文化財となった。しかし見に行ってみたら、季節的な問題もあるかもしれないが人は全然いなかったためやはり盛り上げていきたいと考えた。
2024-01-25
3
2019年、台風19号/千曲川増水で橋桁に打ち付ける波
2019/10/12、22:00頃の千曲川の状況を記録した画像です。古舟橋の情景です。暗くて見えにくいですが、横に伸びる黒い帯が橋、その下に延びるやや白い帯が波です。危険水位まで水が上昇し川面が激しく波打って橋桁の下にぶつかっていました。周囲にはゴーッという川音が遠くからでも響いていました。 この個所は幸いにして越水や洪水の被害からはまぬがれました。その後まもなくそれぞれの橋は通行禁止になりました。私もこの後安全な高台に車で移動しました。
2023-10-16
4
2005年の千曲川、洪水被害前の河川敷の森
2005/08/10の記録画像です。私が上田に移り住んだ最初の年が2005年。上田花火大会を見るのもこの時が初めてでした。花火大会が始まる前、川沿いの堤防に多くの市民がシートを敷いて花火が始まるのを待っています。暗い中撮影したのでカメラもややブレています。それはともかく、河川敷に豊かな森が広がっている状況にご注目ください。 2019/10/12、上田をはじめとし長野県の各地は台風19号により甚大な水害に見舞われました。最も衝撃的で象徴的だった被害が別所線鉄橋の崩落です。河川敷に森となっていたこれらの樹木は根こそぎ流され、跡形もなくなっていました。つ洪水の凄まじさを物語る災害でした。これらの画像、災害前の河川敷の状況の記録です。
2023-10-14
5
渡良瀬川
渡良瀬川は、群馬県と栃木県の境にある皇海山(すかいさん)という山から始まります。 渡良瀬川の川の長さは107.6kmで、前橋から東京までの直線距離とほぼ同じ長さになります。渡良瀬川が流れる市町村は、13市町もあります。 北関東最大級の花火大会のメイン会場としても利用されています。 かつて、日本の公害問題の先駆けとなる「足尾鉱毒問題」が発生したことでも有名です。精錬所からでる有害な煙は、周囲の山々から緑を奪い自然環境を破壊し、むき出しとなった山肌は、洪水の度に大量の土砂を流出させ、下流の沿川に多くの被害をもたらし続けました。 地元選出の代議士・田中正造は農民とともに立ち上がり、問題を国会で取り上げました。
2023-05-11
6
”川”と共にある上田市御所
上田市には千曲川が流れている。 上田市の災害の歴史を語るには欠かせないだろう 千曲川が流れている御所では、昔から大きな洪水の被害を受けてきた。その被害を少なくするために当時の村人達は「水天宮」を奉納し、「天御中主神(あめのなかぬしのかみ)」を祭ってきた。 向かいにも「水神宮」がある。 今、ここで生活出来ているのは当時の人々が、こういった「信仰」によって水害が少なくなることを願い、どうすれば安全になるのかを考えて対応をした、それらの「堤防」の積み重ねの結晶であると考えられる。 昔の人々の想いに馳せながら、こういった史跡を巡ってみるのも面白いのではないだろうか。
2023-01-30
7
洪水対策(2)
明治1911年になると本格的な洪水対策に入っていくことになる。方法として砂防工事が採用され、これで少しでも洪水の発生を抑えようと工夫しました。 利根川信濃川澱川木曽川山地砂防工事歴(信州デジタルコモンズ) https://www.ro-da.jp/shinshu-dcommons/library/02BK0102162823
2023-01-18
8
洪水量水計測
明治27年になると洪水が起きた際、どれくらいの水が上昇してくるのかを実際の上り幅を計測してまで具合的に計測しました。その記録個所の目印がこの写真のものです。 千曲川筋下高井郡立ケ花村洪水量水表建設箇所実測図(信州デジタルコモンズ) https://www.ro-da.jp/shinshu-dcommons/museum_history/03PLNS00069000
2023-01-18
9
洪水対策(1)
明治15年になるとどこで洪水が起きるのか、実際に起きた際の被害について調べられた。こういった取り組みは、洪水被害を食い止める第一歩だといえる。 洪水調(信州デジタルコモンズ) https://www.ro-da.jp/shinshu-dcommons/museum_history/03OD0622101800
2023-01-18
10
洪水の記録
災害といえば、洪水も置いておけないものである。洪水は、地震の土砂崩れの影響でも起きるが、本来台風や大雨など比較的起こりやすい自然状況で発生するので災害頻度的にはかなり危険な部類の災害となる。写真の歴史書ではその被害についての苦しさについて書かれている。 松代町地誌略(信州デジタルコモンズ) https://www.ro-da.jp/shinshu-dcommons/library/02BK0104131933
2023-01-18
11
水害・火災についての地図
これは、先ほどの洪水被害と同時に起きましたが、別の地域の被害情報です。火災についての被害も書かれています。 善光寺大地震火災水難地方図 木版2枚(信州デジタルコモンズ) https://www.ro-da.jp/shinshu-dcommons/museum_history/03OD0621001000
2023-01-18
12
山崩れが引き起こす洪水
これは、山崩れが起きたことで川が塞き止められ洪水を引き起こし、村などを飲み込んだ時の絵です。おおよその死者は270人にものぼると記録にあります。 信濃国大地震犀川出水絵図(信州デジタルコモンズ) https://www.ro-da.jp/shinshu-dcommons/library/02MP0104172564
2023-01-18
13
上塩尻まちあるき:北国街道
上塩尻の中心部である大村は北国改造に沿って集落が展開しています。上塩尻は千曲川に面し、洪水の常襲地でもありました。洪水に見舞われた集落が太郎山系の裾野に移ったとも伝えられています。城下町、宿場町、商業の町は全国の街道筋にはどこにでも見られますが、上塩尻の蚕種製造民家で構成される集落は極めてめずらしい。おそらく全国でここだけではないでしょうか。歴史的景観を備えた美しい町並みにも感心します。
2022-11-29
14
西部地域 正福寺
上田市秋和に位置するお寺。養蚕の神様である馬鳴菩薩が祀られている。 また、江戸時代に起こった「戌の満水」と呼ばれる千曲川の洪水の被害者を祀った千人塚が建てられている。
2022-10-30
15
戸倉上山田温泉 夏祭り
戸倉上山田温泉夏祭りは、開湯当時から千曲川の洪水の被害にあった当温泉において、水の神様の怒りを鎮め、また、いで湯に感謝する水天宮の祭事が由来です。 昼には、各地区から子供たちの神輿や山車が練り歩きます。 昼から夜に向けては、提灯行列を先頭に、木遣り、勇獅子、暴れ神輿と呼ばれる 4基の神輿(若連神輿<葵・雅・姫・彦>)が上山田温泉街を練り込みます。 露店もたくさんあり、非常に盛り上がるお祭りです。 神輿に一度参加したことがありますが、本当に熱量がすごく、また飲食店や旅館の方のふるまいが美味しく、とても楽しかったです。近年はコロナで中止になってしまっているので、また参加できるようになる日が待ち遠しいです。 約40kgもある獅子の頭を巧みに操る勇獅子の「狂い」(眠りに誘われた獅子が暴れ狂う
2022-05-10
16
ため池と防災
地震によって堤体に亀裂が入ったり、大雨によって水位が上昇したりして、決壊の危険性が高まることがある。これに対して、上田市はハザードマップを出している。
ため池ハザードマップ|上田市ホームページ
また、ため池は減災にも役に立っている。保水能力が高く、洪水を防いだり、土石流をせき止めたりすることもある。 実際に大雨被害では平成16年の台風23号によって淡路島だけで1013箇所のため池が被災し、内178か所が決壊してしまった。地震では平成23年の東日本大震災では、3700か所のため池が被災し、被害額約400億円の被害を出した。 参考
ため池の災害事例から見た減災機能と維持管理|茨城大学農学部毛利栄征
2022-01-30
17
ため池の現状と様々な機能
長野県のため池の数は全国26位の1892か所であり、全国的にため池は、瀬戸内海式気候の場所に多いことがわかる。この気候区は降水量が少なく比較的晴天率が高いという、上田市と同じような特徴を持っている。 ため池は様々な機能を持っている。 その土地独自の生態系を保ったり、地域の歴史的な文化の保持などが挙げられる。山間部のため池では、洪水調節機能や、土砂流出防止機能なども挙げられる。 また、現在、全国ではため池の様々な利用が進んでいる。福岡県福岡市では、蓮花寺池というため池に、水上太陽光発電を設置し利用を進めており、約400世帯の電気を発電している。 参考・引用
ため池をめぐる状況について|農林水産省農村振興局整備部防災課
2022-01-30
18
6 松根油の生産について
画像は「長崎ディープブログ「長崎街道11~松並木と松根油と」」から転載 http://blog.nadeg.jp/?eid=43&imageviewer&image=20171028_726412.jpg 年表・数字からひもといた中で、特に「航空燃料用の松根油」の生産に関して注目したいと感じた。 興味を感じた理由は下記の二つである。 ①自分の生まれ育った地域、しかも長野県の山の中で航空機の燃料を作っていたことを全く知らなかった。日本の山奥で航空燃料を生産するに至るまでに、どのような経緯があったのか調べたい。 ②のちに記すが、坂井村誌内の記述によると、私の実家の近く、小学校の通学路の橋の袂で生産を行っていたらしい。そのためより身近に感じた。
村誌内の記述
下記は坂井村誌内に記述されている、松根油に関する記述である。 -------------------- 松根油 昭和20年に入ると、松根
2022-01-29
19
上田藩の死者数、正福寺の千人塚
千曲川流域には、「戌の満水」の流死者供養塔が幾つも残されている。それには2種類ある。一つは、多くの犠牲者を出した現地に建てられたもの、もう一つはたくさんの流死者が流れ着いて埋葬された場所に建てられたものだ。千曲川の上流では、上畑村(佐久穂町・248人)小諸城下(小諸市・507人)所沢川流域の金井村(東御市・130人)田中宿・常田村(東御市・68人)などで多くの流死者を出した。そして、まず大量に流れ着いたのが、上田だった。 「千曲川も上田まで来ると、流れが緩やかになる。上流から流されてきた死体が上田に流れ着いた。上田藩主の命令で段丘上の秋和の正福寺の門前に引き上げ、埋葬して、後に碑を建てた。それが千人塚と呼ばれている。また正福寺境内には石造地蔵尊があり、縁者がたくさん亡くなっ
2022-01-24
20
戌の満水とは
長野県千曲川流域の歴史的な洪水として、仁和4(888)年の洪水、弘化4(1874)年の善行寺地震の後の洪水がよく知られている。ところが、寛保2(1742)年の洪水「戌の満水」は、全国的にも近世以降最大の水害と呼ばれているのに知らない方が多い。 その理由の一つとして、昭和16(1941)年に連続堤防が完成、大きな水害が激減し流域住民の洪水への恐れ、関心が急激に薄れてきていることが挙げられる。しかし、寛保の洪水が「未曽有の水害」「前代未聞の水害」といった表現のまま、流死者など具体的な被害実態が集計されてこなかったため、訴える力が弱かったこともある。 流死者は2800人前後に達することが明らかになり、長野県内で被害が大きかった「三六災害」の死者は107人、不明が29人である。現在の
2022-01-24
21
千曲川の歴史
日本一の長さを誇る信濃川の上流を流れる千曲川。 川はいつの時代も人々の暮らしに恩恵を与えます。 しかし、一方で洪水や決壊によって猛威を振るうということが2019年の台風19号による災害で分かりました。 そこで、先人たちはどのようにして千曲川と関わってきたのか関係資料を中心に調べていきたいと思います。
2021-12-21
22
仙石氏と松平氏の歴史
仙石氏は三代から五代目の上田城の城主を務めました。三代目城主の仙石忠政が関ヶ原の戦い後に破却された上田城を再建させ、現存する西櫓もこの時に建てられた貴重なものとなっています。 松平氏は六代から十二代目までの城主を務めました。その間実に160年余りであり、上田城の歴史の半分以上が松平氏が治めていたことになります。主に千曲川の洪水によって破損したがけの石垣の設置や、地震による石垣と櫓の修復工事などが行われていました。
2021-12-17
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海野宿の起源
海野宿は、1625年(寛永2年)に馬で荷物や人を運ぶことを主な仕事とする、田中宿を助ける宿として作られたとされている。しかし、1742年(寛保2年)の大洪水、戌の満水で、田中宿に大きな被害が出てからは、田中宿より被害の少なかった海野宿が本宿になった。 海野宿のある地は豪族の海野氏の本拠地であった。現在の白鳥団地に海野氏の居館があった。 参考資料 「東部町誌歴史編上」東部町誌編纂委員会 「東部町誌歴史編上」東部町誌編纂委員会
2021-01-27
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台風19号 災害関連死
台風19号災害から1年が経過した現在、報道などでは避難生活に伴う持病の悪化や疲労、精神的ストレスなど間接的な原因で死亡してしまう災害関連死が増加してしまっている。最近の記事でも、災害で被災した長沼地区の住民が災害公営住宅を巡り市職員と議論した。長沼地区に災害公営住宅が建設された場合、入居希望者は一定数いるとし住民からは入居要望があるのだから市は早期に建設方針を示して欲しい、住宅の問題が解決されないと先の事は考えられないと言った切実な声があがった。住宅課の職員からは長沼地区は洪水の浸水想定区域内にあり入居希望者には高齢者が多いため、建物の構造や災害時の避難誘導が課題だとした。私が現地の方々と話す中で、ある方は住宅が浸水し避難先の建物に訪れたが、避難先での不慣れな生活や部屋の大きさ
2021-01-25
25
上塩尻元宿・蚕室民家の佇まい、清水さん宅
2018/11/05、上塩尻・元宿の清水さん宅を訪れました。元宿は上塩尻の中心である北国街道沿いの大村とは違い、千曲川沿いの平坦な土地に広がる区域です。かつて千曲川の大洪水により壊滅的な被害を受けた歴史的背景があります。その一方で、千曲川の上流から運ばれる肥沃な土砂が桑の栽培に適し、この地の蚕種製造を育みました。この条件は千曲川沿いに広がる下塩尻にも共通しています。 清水さん宅の主屋は上田市の調査資料によると明治28年に建てられたらしい。蚕種製造民家の多くが明治20年代に建てられています。門の構えも立派です。中庭も丁寧に手入れがされて、屋敷全体の佇まいが美しい。家の品格というものを感じます。 清水さん宅の敷地からは上塩尻の中心の集落が遠望できます。背後に虚空蔵山系の山が一望できます。蚕種製造
2020-07-18
26
千曲川の霞堤、台風19号から8ヶ月後
2020/06/01の記録。 昨年2019年10月、全国を襲った台風19号は千曲川にも大きな惨禍をもたらしました。あれから約8ヶ月。幸いなことにこの地点の霞堤はそれほど周囲に漏れ出ることなく済みました。が、河川敷は大量に流れ込んだ土砂に埋まり、河川敷にあったマレットゴルフ場などは跡形もなくなっています。もとに戻すのも困難な状況で、手付かずのままです。流木が未だにそのままに残っています。台風19号の爪痕の激しさを伝えています。
2020-06-28
27
小諸城三之門
現在は懐古園の玄関口となっている、小諸城の三之門です。平成5年に国指定重要文化財となっています。築城当時の門は寛保2年の「寛保の戌の満水」と呼ばれる大洪水により流失し、現在のものはおそらく明和2、3年頃の再建と考えられています。
2020-05-26
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上塩尻神社
祭神は諏訪大明神です。奈良時代に舎人嶋(現元宿)に創建したが、1595年(文禄4)の大洪水で流出し、1709年(宝永6)現在地に再建した。 上塩尻は養蚕が盛んだったようで、立派な土塀に囲まれた家々が狭い道沿いに立ち並んでいます。狭い道を登って行くと神社が建っており、祠には万葉歌碑が祀られています。一度再建はされたものの、古くから万葉歌碑が現在も残っているのはとても面白い。
2020-05-21
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