自転車レーンの整備例について
山梨県甲府市の自転車レーンの整備例だ。歩道を白いタイルと赤いタイルに分け、車道に遠い方から順に白いタイルが歩道、赤い方が自転車レーンとなっている。バス停と干渉する場所には自転車レーンにも横断歩道が整備され、人と自転車が安全に区分けされている。今後、しかし、上田市街、特に上田駅前や他の国道、県道では自転車レーンはおろか歩道も満足にない道がある。上田で自転車をより使いやすいものにするには、こうした大規模な自転車レーンの整備による歩車分離を促進しなければならいのではないか。
さらに、ポートの整備と自転車の配分も考えなければならないと思う。上田市内には、10を超えるポートがあったが、そのうち半分以上が千曲川の北側の上田市街である。市街でも、ポートが上田駅や上田城址公園のまわりに集中しており、秋和地区方面に行くには自転車が使えない状態であった。加えて、千曲川の南側では、ポートが下之郷駅、前山寺、別所温泉駅と数えられるほどしかなく、自転車もほんの数台のみで、お世辞にも便利とは言えない。別所線の各駅の前にポートがあれば、別所線から乗り継ぎができる上、大学や点在しているショッピングセンターと住宅街にポートを散りばめることで「どこでも乗れてどこでも乗り捨てられる」シェアサイクルサービスになるのではないだろうか