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飯島保作(花月)(いいじまほさく(かげつ))
飯島保作は、文久3年(1863)に飯島家の長男として横町に生まれました。明治6年(1873)上田街学校に入学し、明治10年(1877)に上等小学校全科を卒業しました。上田街学校の教員補助の職は、天皇の御巡幸が終わった後退職し、家業(質屋)に従事しました。 自らが作成した年賦には「家業のかたわら独学」とあります。向学心旺盛な青年で、この向学心が実業家飯島保作を生み、このころから雑誌に狂歌、川柳等々の投稿を始め、後の上田地方の庶民文学のリーダーとしての文学上の資質を開花させたのです。 保作は、上田商工会議所会頭、第十九銀行の頭取を歴任して生涯を閉じた上田を代表する傑出けっしゅつした実業家でした。明治15年(1882)10月、上田郵便局に採用され、最初の職業の第一歩を踏み出し、
2023-02-01
2
古い本が並ぶ風景、つい手にしてみたくなる本は?
藤本蚕業歴史館は1908年に創業した藤本蚕業の文書・書籍を収蔵する文書館です。ロッカー33基に膨大な社内文書が分類整理されています。そのロッカーの上に並べられた本の横並び感がいい。年代が総じて古い。大正期から昭和期にかけてのものが多い。蚕種製造企業でありながら、本の雑多さにまず目が行きます。 私たちが知らない大正期、昭和戦前期などの本はまさにタイムカプセル。ここにその時代を引き出す情報が詰まっているのかと思うと興味をそそられます。 これらの本の背表紙を眺めてみて、あなたがついつい手にしてみたくなる本、ありますか?
2022-07-06
3
サイクモノ
こちらは10番目のサイクモノ 大正4年11月12日印刷、15日発行 こちらは古書の現物を入手したもので、モノクロカラーの違いが実感できます。バックに網目模様、鮮やかなオレンジとブルーの色使いは少し斬新です。 こちらはアツガミザイクや竹細工、ハリ付け細工などの応用編で、玩具としても実用品としても使えるものをたくさんあげていて、他の冊子との連動などを意識してのつくりとなっています。
2022-02-28
4
最初に手にできたカミオリモノ
鈴木志津衛=江南と確信が持てた頃、以前からネットで知ったカミオリモノの関係者?の方を訪ねた。 岡村康裕さんは、兵庫県伊丹市在住のオリガミやキリガミを極めている方。ご近所の蔵からでてきたカミオリモノの古書を残したいと忠実に復刻されたのだとか。評判を呼んで、国会図書館にも収蔵されています。 なにかわかるかもと折り紙教室にまで押しかけて事情を説明したところ、たまたまみつけただけで、著作権はなさそうなので復刻させてもらったと教えていただきました。残っていた貴重な1冊をお譲りいただくことができました。復刻判でしたが、初めて色のついた冊子を手にできた時は感激でした。このようなご縁のある方が隣の市に住んでいらっしゃるのも何かの縁かなと感じました。
2022-02-25
5
実物の書物
こちらは、ネット検索で、東京の古書店から手に入れた、工作の教材です。著者名や書籍名で検索して、運良く古書店が登録してくれていると出会えることがあります。大概は捨てられてしまうのでしょうが、古書店に渡って、うまく発掘できれば手に入れることができるのです。 網目模様をバックに、オレンジなどの色使いやデザインも斬新です。でも落下傘や飛行機などちょっと戦争の色も感じられて少し複雑な感じもします。
2022-02-23
6
時間とともにネット上の情報が増えていく
たまたま書店で見つけた切り紙細工作家の方の本に紹介されていた鈴木江南著の本を、初めてカラーで見ました。その方もどこかの古本で手に入れられたのでしょう。 そのうち、古書の売買を専門にするサイトや、個人の所蔵品の売り買いのサイトができて、運よく実物を見つけることができるようになりました。手の届かない値段でない限り入手するようにしています。 こちらは、モンガタキリヌキ花の巻、シリーズになっている冊子の1号めだと思われます。裏表紙には、三越のマークが入っていて、何色かの色紙の付録がついた紙ファイルに収められています。一冊拾八銭とあります。。 古い本がアーカイブ化されネット上で見ることができるようにもなってきました。 東京や大阪にある国会図書館もネット検索で、少年少女向けの雑誌に、記事
2022-02-21
7
書物とインターネット
何度か御参りしている時に、戒名にある”江南”ってなに?京城と関係があるのかな?と思い、なぜか鈴木江南と検索してみると、一つのブログ記事にたどり着きました。 これが大きなきっかけになりました。作家で古書収集がご趣味だった黒岩比佐子さんの古書の森という収集した古書について説明とコメントを書かれたものの一つがヒットしたのです。子ども向けの教材のようなものでした。小学校の先生をしていたことはわかっていましたが、そんなものを作っていたということは聞いていないし、教材は東京の京橋区あたりで出版されています。今の距離感から考えても、一致するとはいいがたい。ただ 教材の中には当時の戦争の色や仁川など韓国にある地名などの記述もあり、それっぽい。確信が持てないまま時間が過ぎました。黒岩さんにも直
2022-02-21
8
生島足島神社のユニークな看板
生島足島神社の看板がロゴス古書店の近くのファミリーマートの近くにありました。 普通の四角い看板ではなくて、神社らしく赤い鳥居の形をしている看板は珍しく、遠くからでも神社の看板だと分かるので、良いなと感じました。
2020-05-25
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