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舌喰池
日本遺産の「塩田平のため池群」の一つである。年間降水量が全国で最も少ない上田市は、農業用水を確保するためにため池を100か所以上作った。そのうちの一つが舌喰池である。貯水量は、138,000㎥、満水面積は、61,400㎡、堤高は7.0mである。舌喰池周辺の水田では、上田藩で作られる米の約半分が作られ、他にも雨乞いをする儀式の場としても使われた。舌喰池の名前の由来の一つとして、ある昔話が関係している。昔この池が造られた頃、土手から水が漏れて、十分に水を溜めることができなかった。そこで池の改修をするにあたり、土手に、生きた人を土中に埋めて祈るという「人柱」を入れなければ水が溜まらないという話があった。 くじ引きで決められたある娘さんは、日夜悲しみに明け暮れていたが、人柱に立つ前の晩、身の不運を嘆いて舌
2024-02-13
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舌喰池の伝承
塩田の里交流館「とっこ館」の正面道路を挟んで向かい側にある大きな池のお話。 伝承の内容 舌喰池が作られたころ、土手から水が漏れてしまっており、人柱を入れないと水が貯まらないという話がどこからか伝わっていた。(人柱とは、人を生き埋めにして祈ること。)結果的にくじ引きで、村外れの娘が人柱として選ばれた。その娘は、自分の不運を嘆き、舌を食い切り池へ身を投げ、死んでしまったそうだ。その後、村人たちはその出来事を受けて、この池を「舌喰池」と呼ぶようになった。 現在の舌喰池は、とても綺麗で、決してそこで人が死んでいるような印象は受けなかった。池周りの「憩いの広場」の芝も短く刈られて整備されており、とても大切にされているような印象を受けた。そのことから、地域の人々がその悲しい出来事
2024-01-26
3
舌喰池の伝承
舌喰池は、大池とも呼ばれる塩田平のため池の中の一つである。他の池と比べても名前が一段と奇妙な理由には理由がある。昔、池の水がなかなかたまらないという時があった。その際に、人柱として村の娘が一人選ばれてしまった。その娘は、人柱に選ばれたということを聞いて、悲しみ、舌を食い切って池に身を投げてしまった。この悲しい伝承から、舌喰池と呼ばれるようになったといわれている。 しかし、昭和50年には、池の北側の田から、墓石が4基出土するなど、あながち伝承と言い切ることが出来ないことも、この人柱伝説の怖さなどを伝えているように感じる。
2023-11-30
4
上田市塩田平 舌喰池
上田市塩田平に存在するため池群のひとつである。西暦700年頃の奈良時代に築造されたと伝わる。雨乞い行事の「百八手」の舞台でもある。 江戸時代に2度の改修工事が行われ、現代に至る。昭和には養鯉産業で栄える。 平成では植生調査の実施から多様な植物が確認され、「舌喰池 憩いの広場」という緑地公園も造成された。東屋もあり、自然環境も豊かであることから、安らげる場所である。 舌喰池は大池とも呼ばれる。舌喰池という名称は、造築の際に水が溜まらず、人柱に選ばれた娘が悲しみから自らの舌を喰い切って池に身を投げた民話に由来する。
2022-05-09
5
舌喰池(したくいけ)
舌喰池は塩田の里交流館(とっこ館)の近くに位置するため池であり、手塚自治会によって管理されている。貯水量は13万㎥もある。 耐震のための改修工事や、田園空間整備事業による水辺景観の整備が行われている。また、百八手という千駄焚きを行って雨乞いをする祭りや、舌喰池付近の芝生でコンサートの開催を行うなど、文化遺産やレクリエーションの取り組みを行っている。 舌喰池には悲しい伝説が伝えられているので紹介したいと思う。 昔この池がつくられた頃、土手から水が漏れて十分に水をためることができなかった。そこで池の改修をするに当たり、土手に「人柱」を入れなければ水がたまらないという話が出回った。悩んだ結果くじ引きで決めることになり、美しい娘が人柱に選ばれた。 娘は日夜悲しみに明け暮れたが、人柱に
2022-02-09
6
舌喰池
この池は2000年前からある非常に歴史が深い池である。 さて舌喰池とは物騒な名前だ。諸説あるがこの名前の由来は水漏れがひどかったこの池を改修するとき堤の真ん中に人柱を入れなければ効果がないと言われ、くじ引きで人柱に選ばれた娘が舌を噛み切って自殺してしまったということからこの名前が来ている。その他にも塩田地方では土手の崩れることを「くいる」といい、土手を築くたびに下が崩れる「したくいる」が舌喰になったという説もある。 水鳥も飛来しており、カイツブリなどの様々な水鳥を見ることができる。 そのほかにも池のほとりはかなり広く芝生が生えきれいに整備されているので、池や水鳥などを眺めながらのピクニックにも絶好の場所となるだろう。 またこの池は全国ため池100選にも選ばれている。近くには資
2021-11-17
7
舌喰池とは・舌喰池の名前の由来
舌喰池とは、上田市手塚に存在するため池である。築造年は1641年であり、堤高7mで堤長485m。貯水量は13万7900tに及ぶ。 舌喰池には「犬池」という名前も持っているが、主に「舌喰池」と呼ばれるようになった理由は、一つの悲しい物語があるからである。舌喰池が新設された時、土手から水が漏れ、水を十分に溜めることができなかった。その時、生きた人間を土に埋めて祈ることで土手が固まるという話がどこからか伝わってきた。領主の命令もあり村の役人は、土中に埋める人間、即ち「人柱」を立てることを決定した。 人柱はくじ引きで決定することにし、その結果、村に住む若い娘さんが人柱に選ばれた。しかし、娘さんは悲しみにより、人柱に立つ前の晩に舌を食いちぎり、池に身を投げて死んでしまった。この悲しく残酷な出来事もあり、池
2021-01-25
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