1 地域探求のテーマと目的
テーマ:旧坂井村と戦争
第二次世界大戦の終戦から76年が経ち、戦争の記憶が若い世代にとって遠いものに感じ始めている。知識としては知っていても、感覚的にどこか遠く感じてしまう。
その理由として「70年以上前のこと」という時間的要因の他に、「自分の身近に感じにくいスケールの大きさ」が要因として考えられる。
小中高それぞれの学校では、日本全体や世界全体の戦時中の出来事を学ぶ機会が多く得られるため、ある程度多くの人が知識として戦争について知っている。しかし、スケールが大きすぎてしまい、どこか他人事の様に感じられてしまうこともある。
そこで、都道府県単位や市町村単位における戦時中の出来事から、戦争をみていきたいと思う。都道府県や市町村ごとであれば、現代を生きるそれぞれの人にとっても、「自分にとって身近な存在」「自分の身の回りに関わる内容」と感じやすく、前述に比べて小さなスケールから戦争について知ることができる。
強いて言うと、一人一人の当時を生きた人々が、「どのような状況におかれ」「何を感じ」「何を考えたのか」を調べたり、考えるキッカケになると考えられる。
今回は旧坂井村(現・筑北村坂井)という地域に焦点をあて、戦時中にどのような出来事が村内で発生し影響を与えたのか、そこで生きた人たちは何を思ったのかを考えていきたい。
市町村単位や個人単位の小さなスケールで戦争について知っていけば、大きなスケールで戦争について考えたときに、内容を捉えやすくなる。そうやって戦争について多くの人が身近に考え、感じることが出来るようにしていきたい。
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投稿者 | みや |
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