今回中心として見ていく上田駅は、1888年(明治21年)に官設鉄道の長野駅-上田駅間の開業に伴い、終着駅として開業した。
いままで様々な線の始発駅や途中駅、終着駅として昔から現在まで活躍している。
上記の画像は2021年(令和3年) 1月26日にGoogle Mapで上田駅周辺を見た状況となっている。現在どのようになっているのかが分かる。
今回発見した1922年(大正11年)の上田市全図では、市役所や小学校・中学校などの主要な建物が上田駅周辺に集まっていることが資料から分かった。
また、上田駅が上田停車場と記載されている。この上田停車場という言葉で調べてみると、上田駅お城口を出てすぐの長野県道162号上田停車場線が出てきて、日本一短い県道とされているという情報を知ることができた。
次に発見した1928年(昭和3年)の大日本職業別明細図之内 -信用案内では、市内を通るように走る電車があったことが分かる。これは1972年に廃線になってしまった上田温泉電軌北東線であることが分かった。上田駅は始発として利用されていた。この線路跡は現在、上田城跡公園のケヤキ並木遊歩道として利用されている。
前の1922年の資料から6年ほどしか経過していないので、市役所などの建物は位置などの大きな変化はなかった。
この他にも地図があるか探してみたが、他には資料が見つからず残っている資料自体が少ないことも同時に分かった。
【参考資料】
上田古地図・絵図デジタルアーカイブ
・長野県上田市全図 大正11年(1922)(https://museum.umic.jp/ezukochizu/kingendai/kingendai03Explanation.html)
・大日本職業別明細図之内-信用案内 昭和3年(1928)(https://museum.umic.jp/ezukochizu/kingendai/kingendai05Explanation.html)
地区コード | 上田地域(上田市) |
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管理番号 | 2284 |
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カテゴリ名 | 私の地域探究 |
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