農業放棄地を減らしていくためには

上田市には農地が沢山あるのになぜ農業が盛んではないのだろうか。
我が家にも農地があるが現在農業をしているのは所有する農地の半分にも見たいない程度である。このような農業放棄地が発生してしまっていることが農業が盛んになっていくうえで邪魔になっているのではないだろうか。

農業放棄地が増えていく原因の一つに農地に関する法律があると考えた。そこで農地法を調べたところいくつかの問題点が見つかった。
・農地の売買や貸借に農地の所在する市町村の農業委員会の許可が必要な点。
・農地売買の許可を得るのに農地の権利取得後の経営面積に原則として都府県50a北海道は2ha以上になること(例外あり)
・農地を取得する個人またはその家族等が取得後に行う農業事業に必要な農作業に常時従事しないと農地を買えないこと
これら3つが大きな問題としてあげられる。
これらの規定のせいで農家しかが農地を買うことができなくなっている。
そのため現在高齢化や事業者数が減っている農家同士でしか売買ができないため農地の買い手がいなくなってしまっている。
その結果農業はしないが農地も手放せないので農業放棄地が発生している。


また農業を行いながらそれをもとに製品を生産する六次産業化も必要だと考えた。育てて物をそのまま売るより加工して販売した方が基本的には利益が大きい。
会社員として働くより農家の方が儲かるという状態になれば農家になりたいという人が増えるだろう。そうなれば多くの人が農地を求め農業放棄地を減らすことができるのではないだろうか。

これらを実現していくためには農業への新規参入が簡単にできるようにしていくことが重要である。そのために法律を改正していく必要がある。
また県や市が人材育成や農家の援助をもっと積極的にやっていくべきである。
つまり農業放棄地を減らしていくためには政治家の協力が不可欠である。法律が変わらない限り解決することは非常に困難である。

登録日:2023-01-19 投稿者:ナンシー
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