「UEDA SILK展」で気づく上田紬のカジュアル感

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2019/9/27、上田市武石にある武石ともしび博物館に「UEDA SILK展」を見に行ってきました。8/2~10/27の期間開催されています。

武石ともしび博物館は武石地区の小高い丘の上にあり、立派な日本庭園を備えた回遊式の博物館です。大きく3棟に分かれています。

「UEDA SILK展」では上田紬をメインに、上田の蚕種・養蚕などに関わる展示もされていました。上田紬の展示は、小岩井紬工房の小岩井カリナさんの作品を中心に構成されていました。「紬」と言えば、結城紬、大島紬が有名です。「日本三大紬」と呼ばれることもあります。では3つ目の紬はと言うと、地元上田の方でも知らない方がいます。もちろん「上田紬」です。なぜ、結城紬、大島紬に対して、上田紬の知名度が低いのか。上田の活性化ということからも、地元の伝統工芸の発展ということからも「上田紬」はもっと盛り上げてもらいたいと願っています。

「UEDA SILK展」を見て改めて感じることは、上田紬はいわゆる普段着であるということ。紬は本来、普段着であったはずのものですが、いつからか高級ブランド化し、高級でかつ高額なものという認識が一般化してきました。紬って本来どのような文化であったのか、紬の高級ブランド化は何か方向が違うのではないか、という気がしています。このカジュアル感、なかなかよいのではないでしょうか。惜しむらくは、二大紬ほど知られていないこと。二大紬ではなく、本来の「日本三大紬」の復活に向け、上田紬を応援していきたい。

歴史的なもの、伝統的な文化は、それ自体は地味であったり知名度とは関係なかったりしても、その価値づけ、活かし方が問われています。とりわけ、地域の個性、活性化が求められる現代においては、上田紬のような伝統的な工芸は地域の宝になります。もっと多くの地元の方々がその価値に気づき、上田文化の創造に活かしてもらいたいものです。

登録日:2020-07-18 投稿者:ミッチー
地区コード武石地域(上田市)
管理番号1056
カテゴリ名地域めぐり・まちあるき