舌喰池
日本遺産の「塩田平のため池群」の一つである。年間降水量が全国で最も少ない上田市は、農業用水を確保するためにため池を100か所以上作った。そのうちの一つが舌喰池である。貯水量は、138,000㎥、満水面積は、61,400㎡、堤高は7.0mである。舌喰池周辺の水田では、上田藩で作られる米の約半分が作られ、他にも雨乞いをする儀式の場としても使われた。舌喰池の名前の由来の一つとして、ある昔話が関係している。昔この池が造られた頃、土手から水が漏れて、十分に水を溜めることができなかった。そこで池の改修をするにあたり、土手に、生きた人を土中に埋めて祈るという「人柱」を入れなければ水が溜まらないという話があった。
くじ引きで決められたある娘さんは、日夜悲しみに明け暮れていたが、人柱に立つ前の晩、身の不運を嘆いて舌を食い切り、池に身を投げて死んでしまった。このような悲しいできごとがあってから、村人たちはこの池を「舌喰池」と呼ぶようになった。
この舌喰池の名前の由来を聞いた時、とても悲しい出来事だなと思った。また、舌喰池を知ることで、上田の歴史についても上田の歴史を読み解くことができた。
ハッシュタグ (キーワード) | |
---|
ライセンス | 表示(BY) |
---|
投稿者 | たか |
---|