上田紬 染色の工程

上田紬 染色の工程

林檎染め 品種の違いで染め上がりの色が変化する
1.剪定 リンゴの木の内側まで太陽の光が届くようにするために不要な林檎の木(枝)を切り落とす作業
2.気の皮を削る
 ふじ オレンジみがかってる 信濃ゴールド 白っぽいいろ
 (気の部分は薪ストーブをやっている人にあげている)
3.乾かす
4.煮出し袋に樹皮をいれる(樹皮は糸と同じくらいの量をつかう)
5.水をため、樹皮をその中にいれる
6.水を沸騰させながらよくまぜる
7.沸騰させたら冷ます
8.糸を入れ、均等に液につける
9.沸騰させながら1時間ほどかけて染める
10.媒染する (金属物質を媒体にして染料を繊維に定着させる工程)
11.媒染液に20分ほど糸をいれる
12.媒染後に糸をよく水洗いする
13.再び染色する
14.最後によく洗う
小岩井良馬さんのYouTubeより

小岩井紬工房
地元特産品を活かし上田紬のブランド価値向上をめざす
多くの工房が手織から力織機へいこうするなかにあって「手織りに徹する」という信念をもつ小岩井紬工房。
「上田の特産品を利用して、上田らしさがアピールできる紬をつくりたい」という思いを抱き続け、構想から3年以上を費やして生み出した新商品は「林檎染」と名付けられた。その名の通りに使用するのは林檎の樹皮で、すべて上田産。経糸、緯糸ともに100%の草木染めは珍しいという。「改善の余地はまだまだある。もっと突き詰めて行かないと、味や深みはでません」と現状に満足することはない。小岩井さんの頭の中には、すでに別の特産品を活かした新商品のアイデアがあるという。「これからも、上田らしさにこだわって、上田紬の価値を高めたい」と前向きだ。

登録日:2022-02-08 投稿者:しみず
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