道智上人塚

道智塚の口輪蛇(大井沢 道智上人塚)
大日寺、道智上人は、蛇を使うのが非常に上手だったと言われております。いろいろな雑用を蛇にやってもらっていました。つまり、豆腐を買って来てもらったり、般若湯を買ってもらったり、総ては蛇の仕事だったのです。然し、心配なことには、蛇が里の雑踏に紛れ込み、驚いて通行人に咬みついたりすると困るので、上人は蛇の口に輪をはめ込み、咬みつけないようにして使いに出したのです。応永三十四年十一月二十四日、道智上人は遂に五所山において入滅したと言います。時は過ぎ、享保の御代に大日寺三名僧の一人、左沢出身の利海という方丈が道智上人の徳を慕い、
道智石塚建立の触れを出したところ、信者達は我を競って寒河江川は勿論、遠くは福島、置賜方面の信者までが地元の石を背負って運んで来る有様で、何万とも数知れない玉石が運び込まれ、たった一年半で完成の運びとなったと言われております。見事に石塚も完成したと思ったら、道智上人を慕って沢山の蛇達が集まってきたのです。その蛇は皆、口に輪の跡がついた蛇だったと言います。

登録日:2006-04-14 投稿者:管理人
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