種紙たねがみ

蚕かいこの成虫せいちゅうである蛾がが卵たまごを産うみ付つけた専用せんようの厚紙あつがみ。蚕かいこの卵たまごは、蚕品種名さんひんしゅめいなどが記入きにゅうされ、蚕卵紙さんらんしのまま養蚕農家ようさんのうかに販売はんばいされた。

明治中期以降めいじちゅうきいこう、蚕かいこの病気びょうきである微粒子病検査びりゅうしびょうけんさのため、番号ばんごうを付つけた蚕卵紙さんらんしの上うえにブリキなどできた蛾輪がりんと呼よばれる丸まるい容器ようきの中なかで１蛾がずつ産卵さんらんさせ、その後ご、母蛾ぼがの微粒子病検査びりゅうしびょうけんさを行おこない、微粒子病びりゅうしびょうが発見はっけんされた蚕卵紙さんらんしを除去じょきょし販売はんばいされた。

（参照元さんしょうもと）岡谷蚕糸博物館おかやさんしはくぶつかん https://silkfact.jp/collection/folkcultural/

ハッシュタグ （キーワード）	蚕 蛾 微粒子病 種紙 かいこ が びりゅうしびょう たねがみ 厚紙 あつがみ
ライセンス	表示—非営利—継承（BY-NC-SA）
投稿者	管理者