1年後期 前川課題発見ゼミⅡ 上田地域の魅力、自分の視点から見た課題について。
★クリップ別所温泉街に架かる橋。緑が多い風景や周りの建物が淡い色味なのに対して、赤色の橋が印象に残ります。下を流れる小川も綺麗です。
北向観音境内からの風景。高所にあるお寺なので、とても美しい風景を見ることができました。
別所温泉街を散策中に見つけたコスモスです。上田市のコスモスはもう落花しているものが多いそうですが、ここでは見ることができました。
別所温泉散策終わりに立ち寄った喫茶店です。美味しい飲み物やケーキ、デザートをいただくことができした。
北向観音境内にあるお堂です。恋愛成就、夫婦円満などのご利益をもたらす愛染明王様が祀られています。平日でしたが、観光している人たちが多かったです。
明治時代に上田城から移設したとされる石垣が残る、丸山平八郎の邸宅。
近辺には矢出沢川が流れており、涼しげな雰囲気だった。現在は近くに植物屋なども置かれている。
上田市秋和に位置するお寺。養蚕の神様である馬鳴菩薩が祀られている。
また、江戸時代に起こった「戌の満水」と呼ばれる千曲川の洪水の被害者を祀った千人塚が建てられている。
東山道において千曲川を渡った場所にあったとされる駅の跡地。
当時の場所には幾つかの説があったが、塔の礎石などが見つかったことから現在はここが有力とされている。
遺跡であるが、一般宅の畑の横に点在しているのが印象的だった。
二子塚古墳の近くにある神社。周りに住宅地があるが、古墳の近くのためか足元が不安定な場所に位置していると感じた。
上田バイパス沿いを歩いた際に撮った紅葉の写真。まだ本格的に紅くなってはいないが、山が近いためとても綺麗な景色を見ることができる。
2日間の探索を通して、上田市のまだ知らなかった魅力を知ることが出来たと思います。2日間とも、有名な場所を回ったりすることはもちろんですが、地域の風景や自然など、実際に歩いたからこそ気づける魅力にも視点を当てて散策しました。1日目の別所温泉では歴史的な建造物や自然に触れることが出来ました。初めて訪れたのですが、多くの寺社や透き通った川、高所からの風景など長野県としての魅力が多く詰まった場所だと感じました。2日目の西部地域は、様々な場所に観光スポットが点在しているといった印象を持ちました。距離的には長いかもしれませんが、今回前川先生が用意してくださったような観光マップを利用することが有効だと感じました、興味を持った人たちが紅葉の時期などに観光すれば、山が近いこともあってとても良い体験になるのではないかと感じました。西部地域は当初持っていたイメージより様々な物を見ることが出来たので、PRの工夫をしたり、「こういうものがあるんだ!」ということをもっと前面に押し出せば、興味を持ってくれる人は多いのではないかと感じました。
1年後期 前川課題発見ゼミ
地域の特色・歴史を広めるために
J22103 渡辺己太朗
elaboration課題の提起
上田地域探検や、長野大学での講義を通していく中で、自分が今まで知っていた「真田」についてはもちろん、上田自由大学や蚕種業など、興味を引き立てられる歴史・特色が多いことを知った。これらについて自分の中で更に知識を深めたり、広めたいと思い今回の課題発見テーマとした。
なぜそうなのか?
上田は歴史ある町であり、多くの歴史的な場所や伝統的な文化が残っている。しかし、「真田氏」の話題性が高いことや上田市がそれをシンボルのように扱っていることや、単純に認知度が不足していることでその他の場所や物について視点が向きにくいということが原因だと思った。
何を探求するのか
・上田の魅力を伝えていく方法
・地元の人々に地域の魅力を知ってもらうためのアイデア
・地域の魅力を外の人たちへ広めていく手段・媒体
探求の目標
上田市には真田以外の特色・歴史もあるということをまずは地元の人々に広められるようなアイデアを出す。上田に住む人々以外にも広めていく為に、それぞれのターゲットとなる人たちに興味を持ってもらえるような伝え方を見つける。
どのように探求するか
これらの事柄について、「興味を持つ人が居そう」、「広まればもっと多くの人が訪れそう」といった場所に焦点を当てて再度調べてみる。その後はそれらを伝達するためのアイデアや手段、どのような媒体を使えばよいかを探求してみる。
週間目標
第10回~第11回 調査
第12回~第13回 まとめ
第14回~第15回 中間発表・合同発表会
調査テーマ「地域の特色・歴史」まとめ
上田の歴史的な出来事・人物と聞かれれば多くの人々が「真田氏」に関する事柄を思い浮かべるだろう。しかし、今回の調査を行う中で、真田氏以外にも日本の歴史・文化に多大な影響を与えたと言える人物も存在することを知った。
例えば、上田藩主を務めただけでなく、江戸幕府老中として条約の締結にも尽力した「松平忠固」、日本の児童画に大きな転換・影響を与えた「山本鼎」は良い例だろう。功績としては素晴らしい物であると断言できるものばかりだ。
特に山本の考えは当時としては(今の価値観で考えても)先進的な物だった。山本は真の意味での「自由」を求めた人物であり、今日の教育活動に一石を投じるものであると感じた。現代ですら「型にはまった教育」が基本的である中、山本は大正という、今よりも遥かに統制が厳しい時期に問題を提起した。その行動によって「お手本通り」だった自由画に革新を起こしたのだ。
このように上田には「象徴」的に扱われている真田氏以外にも現在まで影響を与えた人物がいるのに対し、あまり名前が知られていないというケースが多い。「正当な評価を求める」と書くと仰々しいが、真田氏以外の地域の歴史に目を当てることは、新鮮に感じて興味を持つ人も多いだろう。「生涯学習」という言葉を知っている人もいると思う。学生に限らず、自分の興味を追求する自由な教育を促進するため視野は広いほうが良い。そんな人々を増やすために、「押し売り」にならない程度の「きっかけ」を与える地域学習の機会を設けることは効果的なのではないかと個人的に感じた。