木やりと岩万燈
亀田の祭りで行われている木やりという掛け声である。これは古くは水路を利用する船頭による歌だが、亀田をたたえ、奮い立たせるような節回しは、祭りのために作られたような感覚さえする。
亀田の夏祭りの大きな特徴はこの木やり及び亀田大岩万燈(以下岩万燈)にある。大きなみこしをぶつけ合うその姿はまさに喧嘩祭りである。
おおむね一日目に亀田甚句流し、二日目にこの岩万燈が行われる。動画では岩万燈の一連の流れが記録してある。大きな声で木やりをかけるむさくるしい様子をぜひ見てほしい。
そもそもこの祭りが行われるようになった経緯にも、もちろん土地が関係している。亀田では水害が絶えないだけではなく、船を利用している際の水難事故も多く発生した。現在でも地蔵が建っている場所もある。それらの魂を鎮め、水の神、豊穣の神に祈りをささげるのが、この祭りの大きな特徴である。
動画を見てみるとわかるように、小学生もこの祭りに参加している。地元の小学校では、小学4年生の地域教育のカリキュラムとして、木やりを暗記し学習発表会で歌うことが必須になっている。ここ10年ほどの取り組みではあるが、地元の小学校を卒業した人は大体木やりを歌うことができるようになっている。
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投稿者 | なかみん |
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