民話・歴史
お宮の前で、二人の旅人が話をしていた。その話によると、おおむかしは泥が一番だいじなもので、それで泥が神さまになっているのだという。いまから二千年も前のむかしに、日本ではじめて稲を作ることができるようになったが、その時の稲の作り方は、出水があってじめじめした泥のできるところに稲の種をまいて作ったらしい。鍬やシャベルが木製だから泥の田圃しかつくれなかった。だから泥が稲をつくる一番大切なものということで、その泥に神さまの力がつうじて、じょうぶな稲ができるように祈った。それが泥の宮で日本でいちばん古い神さまということになるのだそうだ。
(上田市塩田文化財研究所、信州の鎌倉 塩田平の民話、信毎書籍出版センター、1993、本郷の泥宮と旅人)
行ってみた感想
住宅街の中に高い木が立っているので分かりやすかった。まわりに池があり、白い鳥もいてきれいだった。小学校の田んぼの授業で、米に宿る神さまのことを習ったけれど、泥の神様がいることは上田に来て初めて知った。はじめて稲を作るようになったときからいたということは、7人の神様より先にいたんだなと思った。
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| カテゴリ名 | 私の地域探究2024 |
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