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登録リスト(該当:576件)
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写真
タイトル
説明
登録日
1
藤本蚕業歴史館
上塩尻にある藤本蚕業歴史館。藤本工業株式会社が前身である藤本蚕業の社屋に2009年に開館した。蚕種製造業に関する様々な資料が展示されている。
2020-08-09
2
越屋根のある家
田んぼの周りを歩いていたら越屋根のある家を見つけました。 越屋根とは蚕を飼うために新鮮な空気と光を取り込むために設けられたもので、養蚕の盛んだったここら地域では割と自然なのかもしれません。他地域の人には珍しい造りだと思います。
2020-08-07
3
上塩尻 蚕種製造民家まちなみウオッチング
私の所属するJIA(日本建築家協会)長野県クラブと、長野大学前川道博研究室において、上田市上塩尻地区に残る蚕種製造民家や歴史的な街並みの見学会が行われました。全国的にも珍しい民家建築が多く残るこの地の未来に向けた保全や活用方法を考えるきっかけとして、企画されたもので、詳しくはJIA長野県クラブのHPの会員レポートをご覧ください。 https://jia-nagano.com/blog/9487.html
2020-08-07
4
3分30秒の丸子紹介
2020-07-29
5
別所線沿線調査・神畑
今回は神畑駅。 なんと木のトンネルがありました。 スロット店の横の坂道を上った先右側に急に現れます。 南下住宅街だなあと歩いていてふと右をみたら別世界でした。 今は新緑の季節だったのでグリーンのトンネルでしたが、桜の木みたいなので、春はピンクのトンネルになるようです。 ちなみにこのトンネルを抜けると左に坂道があり、ちょっとした山登りレベルの道を上った先に、蚕関連の祠のようなものがありました。 結構上ったので木々の中からの景色も意外といい感じでした。 木のトンネルはフォトジェニックなので写真を撮りに行ってみるのもいいかも。
2020-07-26
6
鷹匠町の街並みと人物
鷹匠町は、江戸時代真田正之の松代移封後の、仙石氏の時代に生まれた武士の町であるが、犬公方といわれた5代将軍徳川綱吉の生類憐みの令により翻弄された面もあったと聞くが、武家屋敷の絵図面に鷹匠、餌指と鷹匠町の地名が付されて来た。明治21年(1888年)できた信越線上田停車場から海野町に繋がる松尾町が独立したが、河岸段丘上の鷹匠町は蚕都上田を象徴する人物宅跡もあり、江戸時代から残る坂地名等の街並みや小路の風情を歩いて見ませんか?
2020-07-26
7
2019年市制100周年を迎えた上田市は上水道から
井戸の水質不良や度重なる伝染病の予防を目的に、上水道建設を可決した上田町であったが、国の補助金が得られず中断、蚕都の勢いもあり市制条件の3万人弱であったが内務省の認可を得て大正8年(1919年)5月1日上田市が誕生し、昨年100周年を迎えた。初代細川吉次郎市長の下3年超に及ぶ事業は大正12年(1923年)給水を開始。当時のろ過地を残す染屋浄水場は、昨年日本水大賞国際貢献賞受賞の中本信忠先生の生物浄化法発信のメッカとなりつつあります。
2020-07-26
8
蚕影町。
蚕影町の名前の由来を示した看板。「こかげちょう」と読む。町には国指定重要文化財の常田館製糸場があるなど、文字通り蚕の町だったことがわかる。
2020-07-20
9
蚕都上田ストーリー「蚕の卵は世界を救う」
★YouTube「蚕の卵は世界を救う」 25分
2019/10/05「キモノマルシェin上田」で30分、ミニレクチャーをしました。 ★YouTube「蚕の卵は世界を救う」ダイジェスト版 5分27秒
「蚕の卵は世界を救う」。これは誇張でもほら吹きでもなく、歴史の真実です。レトリックはありません。 19世紀中葉、蚕が全滅したヨーロッパの絹文化を救ったのは日本産の生糸、というよりも、日本の蚕種です。種が絶滅したわけですから、本当に喉から手が出るほど欲しがったのは生糸では
2020-07-18
10
第二代上田市長・勝俣英吉郎の像
上田が興隆した背景には蚕糸業の興隆があります。蚕糸業で発展した上田は1919年に市制を施行し、その頃から「蚕都上田」と呼ばれるようになってきました。歴代市長の政治的貢献も顕彰すべきものでしょうが、歴史的には第3代・成澤伍一郎、第4代・伊藤傳兵衞のネームバリューの大きさからかどうも第1代、第2代の影が薄いのは否めません。 市制施行からもかれこれ100年近くが経ち、当時の市長を知る人などはこの世に存在しなくなりました。上田城跡公園の中にひっそりと佇む銅像があります。それが、第2代市長・勝俣英吉郎の像です。 勝俣こそ蚕都上田の絶頂期に市長を務めた人物です。1929年の世界恐慌で蚕糸業のみならず、日本が一挙に大不況に陥った直後の1930年に逝去したというあたりも不思議に象徴的です。 この顕彰像、面白
2020-07-18
11
野球と蚕糸業
1927年に建設された上田市営野球場。蚕都上田の隆盛があって、地元に野球場が出来る。キモノマルシェで旧常田館製糸場の鉄筋繭倉庫を現存する長野県最古の鉄筋コンクリート造の建物(1926年=大正15年)として紹介したばかり。なるほど、この野球場の建物に接する鉄筋コンクリート造の橋はその竣工年がその翌年(1927年=昭和2年)になっています。蚕都上田の隆盛を背景に当時としてはまだ数少なかった鉄筋コンクリートの建造物が建造されたことがわかります。 野球と蚕糸業。この視点で知り得ているのは諏訪蚕糸学校(現岡谷工業)の甲子園での輝かしい準優勝の記録。校名に「蚕糸」とあることからもはっきりとその学校の背景がわかります。蚕糸業による経済的繁栄があって、野球が盛んになったことが物語られています。 (2016/10/28投稿
2020-07-18
12
蚕の里サロンの地域景観セミナー2016
上田市小牧にある「蚕の里サロン」で地域景観セミナーに参加した際の記録です。 ★シルク文化地域コミュニティー 遊び学び体験、絹の里づくり 2016/11/20(日) 建築家が語る「蚕都うえだ」「地域愛&歴史景観」 お話されたのはミサワホーム総研の大谷宗之さんです。 いくつかの興味深い視点を提示されました。 ・その地域が持っているキャラクターに着目 ・なぜ建物がそういうふうに建っているのか ・なぜこんなに密集しているのか 上田の場合、養蚕がポイントになる。寒い時は室内を暖め、暑い時は風通しをよくする。空気が読めないと蚕は育てられない。 大谷さんは英国や南プロバンスの地域景観などを紹介しながら、上田らしい景観と地勢的特色のある事例として、小牧、上塩尻、別所を採り上げていました。非常に平易な解説で私も
2020-07-18
13
旧小県蚕業学校の校歌
2017/01/28投稿、マイブログからの転載。 長野大学に赴任した最初の年、まだ蚕都上田や小県蚕業学校などの予備知識がなかった頃、上田東高校を視察で訪れ、たまたま目にしたこの校歌に驚愕しました。「校基百年」碑の裏面に刻まれています。 作詞 土井晩翠 作曲 岡野貞一 小県蚕業学校は1892年の創立です。明治以後の唱歌で最も著名な作詞家、作曲家の名前を見て、何という歴史のある学校かと。さらには歌詞がただ事ではない。 3番まで歌詞がありますが、2番の歌詞は少し来るモノがあります。 ♪国の富増し 世を利する わが蚕業の 尊きを あけくれ常に 胸にして 青春の子ら 励み合う 富国の中核産業であった蚕業を担う人材を育成する使命が謳われています。蚕業の尊さを明けても暮れても胸にして励まし合う。土井
2020-07-18
14
『蚕種同業組合沿革史草稿』大正7・8年頃
歴史を開ける扉。タイムカプセルと言ってもいい。 2017/06/03、上田蚕種を訪問しました。その際に、手塚社長からこんな史料があると見せていただいたのが『蚕種同業組合沿革史』です。「長野県小県郡蚕種同業組合沿革史草稿」がタイトル。前編・中編・後編・続編と4分冊になっています。 「大正七年九月三十日 長野県小県郡蚕種同業組合 組長 中島精一」と記されています。1918年…と言えば、上田町が市制を施行する1919年の前年に当たります。蚕都上田が全盛を迎えた時代と言ってもいいでしょう。 史料の中味は見ていませんが、しっかりとした装丁の文書であるにもかかわらず「草稿」と題されているのは、「望ムラクハ訂誤ノ行クベキモノアラバ請フ垂教忌憚ナカランコトヲ」と末文に記されているように、「誤謬があればはばかるこ
2020-07-18
15
上塩尻の変化
かつて存在していた屋敷や建物がなくなると一気に景観が変わります。しかし、変わる前と変わった後の風景を並べないと何がどう変わったかすら認識ができないものとなります。 かつて蚕種製造の中心地であった上塩尻も例外に漏れず、知らず知らず集落全体が変容しています。道路側に長屋門があった屋敷が今年更地になっていました。何とも複雑な思いがします。 ★ビフォー 画像1点目 2011/11/27の記録 ★アフター 画像2点目 2017/09/08の記録
2020-07-18
16
上塩尻蚕種製造民家群
全国一の蚕種製造地といっていい上塩尻の蚕種製造民家群。古いまちなみの地区は全国に数多くあっても蚕種製造民家群がこれだけの規模で現存している地区は国内では稀有です。世界一の蚕糸王国であった日本の蚕種製造の中心地として並外れた価値を持つ産業遺産ではないかと思います。これこそ「世界遺産」にふさわしい。 上塩尻蚕種製造民家群はこれまでにも全国的に関心を持たれる節目がありながら、それをステップに次に踏み出しきれなかった経緯があります。 ふり返ってみると小林昌人氏による集落・民家の調査レポートが古い(「蚕業の先駆者を輩出した上田市 上塩尻の集落と民家」『信濃』1990年1号)。同氏による『写真集 民家の風貌』(1994年)にも上塩尻の民家が収録されています。大がかりな調査事業としては上田市による「塩尻地
2020-07-18
17
下塩尻蚕種製造民家群の佇まい
2017/11/27の記録。日本一の蚕種製造地を私は「上塩尻蚕種製造民家群」と呼んできましたが、より包摂的には「塩尻地区蚕種製造民家群」と呼ぶのが適切です。本日、日本ナショナルトラストのUさんが上田に来訪され、地元の方と塩尻地区(秋和・上塩尻・下塩尻)を見聞しました。 下塩尻はこれまであまり見聞したことがなく、地元のMさんの御案内で私も認識を新たにしました。下塩尻は北国街道沿いばかりでなく、千曲川沿いの一帯に「蚕種製造民家群」が集積しています。上塩尻と違い、千曲川沿いの低地に屋敷が広がっているせいか、一軒一軒の家々の敷地が広く、狭いところに屋敷がひしめきあう上塩尻とは対照的です。総じてゆったり感があります。その佇まいが下塩尻の景観をなしています。川べりという立地のせいか、集落の景観が群馬県
2020-07-18
18
雪で姿を現す段々畑の桑園
2018/01/23、雪が降った塩尻の背後の山々を上田道と川の駅から遠望してみました。道と川の駅と塩尻は千曲川を挟んで対峙しています。視界を遮るものがないので、よく遠望できます。 山腹に水平に走るいくつもの筋が見えます。これが段々畑の跡です。ふだんは見えませんが、雪が降ると段々畑の筋がはっきりと視認できるようになります。 以前見た時より筋が多くありませんが、この現象は雪の降雪の度合いなどにも影響するのでしょう。それでも筋がはっきりと見えます。久しぶりに段々畑の桑園の筋を見ました。
2020-07-18
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学生と旧常田館製糸場を見学
2018/05/10午後、1年生のゼミで「上田まちなか探検」を実施しました。最初の約1時間、常田館製糸場を見学しました。常田館製糸場は製糸工場の産業遺産で、笠原工業が管理しています。重要文化財に指定されています。2年前の2016年、天皇皇后両陛下が視察で訪問されました。 蚕都上田の中でも常田館製糸場は代表的な上田の製糸場です。1900年に創業しています。歴史ある産業遺産であるにもかかわらず、上田の地元住民でも知らない方が多い。 見学当日、笠原工業の笠原会長が1年生17人に対応をしてくださいました。次世代を担う若い学生たちへの産業文化の伝承というミッションをお感じになってのことと思います。蚕糸業のことを平易に手短に解説をされ、皇后陛下とのお約束だからと、皇室の養蚕に関するビデオを見せていただきまし
2020-07-18
20
信大繊維学部、上田蚕糸専門学校の遺産
2018/05/10、1年生ゼミで上田探検。旧常田館製糸場に続き、信大繊維学部を見学しました。見学というよりもキャンパスを通り抜けたという感じの見学です。旧上田蚕糸専門学校講堂の内部を見学させていただくともっと感じるものはあったかもしれません。とは言え、見学行程全体のバランスを考えると時間がかかる一方なので、内部見学の事前予約はせず「じっくり見るのはまたの機会にしてね」と外観だけ見て内部見学はパス。 本当は感性工学科H棟内にある「疾走するファイバー展」も、赤レンガ造りの資料館(旧貯繭庫)の蚕糸関係の展示も面白いのだけれど。知的好奇心の高い学生たちにパスさせたのはもったいなかった! 時間の兼ね合いを考慮することもやむを得ない選択です。 キャンパスを通り抜けながら、長野大学よりも大学らしいキ
2020-07-18
21
小県蚕業学校(上田東高)の校歌
2018/05/10、1年生ゼミでの上田探検。信州大学繊維学部に続き、上田蚕種へ。信大の裏口から実にアクセスしやすいミニマムパスを見つけ、そのパスを抜けると旧小県蚕業学校(上田東高校)の真ん前に出ました。 小県蚕業学校は全国で営まれていた養蚕を各地で指導する養蚕教師を養成していた中等教育機関です。全国からここへ養蚕を学びに生徒が集まっていました。国の基幹産業でもあった蚕糸業(養蚕)を支える人材を育成していた学校です。このような言い方が適切かどうかわかりませんが、現在は全国のどこにでもあるいわゆる「普通高校」と化してしまいました。かと言って蚕業学校のまま、現在に残るわけにもいきません。普通高校と化したのはやむを得ない。 この学校の歴史の重さはその校歌にも刻まれています。通過する道路際から
2020-07-18
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上塩尻元宿・蚕室民家の佇まい、清水さん宅
2018/11/05、上塩尻・元宿の清水さん宅を訪れました。元宿は上塩尻の中心である北国街道沿いの大村とは違い、千曲川沿いの平坦な土地に広がる区域です。かつて千曲川の大洪水により壊滅的な被害を受けた歴史的背景があります。その一方で、千曲川の上流から運ばれる肥沃な土砂が桑の栽培に適し、この地の蚕種製造を育みました。この条件は千曲川沿いに広がる下塩尻にも共通しています。 清水さん宅の主屋は上田市の調査資料によると明治28年に建てられたらしい。蚕種製造民家の多くが明治20年代に建てられています。門の構えも立派です。中庭も丁寧に手入れがされて、屋敷全体の佇まいが美しい。家の品格というものを感じます。 清水さん宅の敷地からは上塩尻の中心の集落が遠望できます。背後に虚空蔵山系の山が一望できます。蚕種製造
2020-07-18
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全国町並みゼミで上塩尻をエクスカーション
全国町並みゼミが2018/11/16~18の3日間にわたり松代を会場に開催されました。全国から200名を超える人々が集う全国規模のイベントです。最終日11/18の午後、いくつかのコースに分かれてエクスカーションを実施しました。 私が企画したのは「蚕都上田エクスカーション」です。参加者は7名と少数ながら、全国から町並みに関心のある方々が参加しました。全国から来られた意識の高い方々だけに関心の向かい方も違い、案内する私の方が大きな刺激を受けました。地元の方々にも参加・同行していただき、直接、地元の方々と現地交流できたことも得難い体験として受け止めていただけました。give, then takeの大切さを改めて感じました。 当日は全国町並みゼミの午前のまとめ会の終了後、会場のロイヤルホテル長野をマイクロバスで出発。千曲川沿い
2020-07-18
24
上田にモリス先生来訪
2019/11/30、千葉大学のマーティン・モリス先生が上田に来訪されました。翌日12/1のまちなかキャンパス講座「わたしたちの地域マップをつくる第3回」の講師を引き受けていただき、その前日のこの日、塩尻地区のある古い民家を地元の方々と見聞させていただきました。モリス先生はイギリス出身ですが、驚くほど日本の伝統建築に詳しく、訪問先の室内を簡易的に測定し、建築上の特徴などからその年代の推定までされていました。 少し驚いたのはフィートのメジャーで寸法を測り始めたこと。「あれあれメートルでなくていいの?」と思いましたが、よくよく考えてみればフィートと尺の単位は極めて近似しており、尺のメジャーの代わりにフィートのメジャーを使っているのだとわかりました。なるほど!です。 モリス先生は、長年上塩尻を研究
2020-07-18
25
上塩尻文庫蔵
2017/09/26、長野県上田市の塩尻公民館に併設されている「上塩尻文書蔵」に潜入させていただきました。嘉永年間以後の文書が保管されています。希少なものは江戸期の地図など。上塩尻の歴史を解き明かすのに欠かせない資料(史料)の他、つい最近までの自治会の文書も保管されています。 目にする資料に接するたび、その時代に跳躍したかのようなワクワク感が沸き起こり、文書蔵=タイムカプセル体験の醍醐味を感じました。 ここに保管されている資料の他にも、上塩尻には藤本蚕業歴史館の他、個々人のお宅に私蔵されている資料があると聞いています。 東北大学の長谷部弘氏は「上塩尻には公私にわたる歴史資料が歴史学研究史上まれにみるほど大量かつ集中的に残されて」いると書いています(長谷部弘他著『近世日本の地域社会と共同
2020-07-18
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歴博の「上塩尻」蚕種製造に関する展示
2017/10/15、千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館(歴博)を訪れてきました。目的は、上塩尻の蚕種製造に関わる展示を見学するためです。展示場所は第三展示室の「知識と技術」のコーナーです。 「蚕を飼う」「養蚕技術の普及」「桑の葉の収集」「『蚕書の里』上塩尻村」「商品と技術と風雅の交流」「繭の歴年標本」「世界に知られた日本の養蚕技術」というパネル構成です。このうち、「繭の歴年標本」は奥州本場蚕種の梁川の展示。他は全て上塩尻です。 資料として展示されているものは次のとおりです。 ・清水金左衛門『養蚕教弘録』1847 ・清水金左衛門『養蚕乾湿計用方』メガルカヤを利用した養蚕乾湿計 ・座間神社句合わせ ・いははな集 1800年 ・「いははな集」参加村と蚕種の行商先 など。 展示は杉仁氏の著作『近世の地域と
2020-07-18
27
藤本善右衛門縄葛の『続錦雑誌』
類まれな蚕種製造家の一人、藤本善右衛門縄葛(つなね)(1815~1890)は、明治10年頃に隠居してから亡くなるまでの十数年間にわたり、『続錦雑誌』(しょくきんざっし)(全89冊)を記し残しています。 『続錦雑誌』隠居時代の教養ある学びの綴りと言ってもいい。現在で言う生涯学習です。さらに今風に言うなら「学習ポートフォリオ」です。知的関心が多方面に及び、その内容は博物学的に多様です。その多くは何らかの書から書き写したもののように見えます。絵の表現力にも感心します。当時の蚕種製造家は蚕種製造技術にたけているだけでなく、豊かな教養も身に付けていることが求められていました。杉仁氏の研究書『近世の地域と村落文化』(2001年)では、上塩尻村の蚕種製造家たちと村落文化についての言及がされています。豊かな教
2020-07-18
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上田蚕種を見学
2018/05/10、上田蚕種を見学させていただきました。大正年間に建てられた洋風建築は景観的にも美しく印象的です。蚕糸業が殆ど廃業した現在、上田蚕種は今なお現役の蚕種製造会社です。その希少性は強調し過ぎてもし過ぎることはありません。手塚社長に蚕種製造の工程などについてもご説明をいただき、蚕種製造の行程に応じた各施設を見ることができました。 その中でも特に冷蔵室で本物の蚕種を見せていただけたのは幸運でした。蚕種は鉛色をしています。全国で行われていた蚕種製造の施設は、現在ではたった2社しかありません。上田市の上田蚕種と松本市の高原社です。蚕種製造が過去形でなく、現役の産業であり、それがまさにここ蚕都上田の上田蚕種で支えられていることを多くの方々に知ってもらいたい。
2020-07-18
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上塩尻の蚕種製造民家群と文書を見聞する
2018/08/18、上田市上塩尻の蚕種製造民家群と文書を見聞する会を開きました。長野大学前川研究室、上塩尻自治会、上塩尻今昔の会の連携で実施したものです。地元上塩尻の方々を中心に、建築や歴史文化の専門の方などが加わり20名ほどが参加しました。 幕末から近代にかけて日本の産業を牽引した蚕糸業の中でも、長野県は蚕糸王国と呼ばれるほどに近代日本の殖産興業に貢献をしました。その中で上田小県は蚕都上田と呼ばれ、その中心地の一つでした。とりわけ上塩尻を中心とした塩尻地区は蚕種製造の一大中心地となり、江戸時代から幾人もの優れた蚕種製造家を輩出した他、各家が蚕種製造業を営んでいました。その当時の蚕種製造民家は現在もなお数多く残り、「蚕種製造民家群」という全国的にも稀有な歴史的景観地区となっています。
2020-07-18
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上塩尻の景観
2018/09/09、(長野県上田市)上塩尻へ立ち寄ってきました。北国街道沿いに広がる上塩尻の景観が美しい。それぞれの家々は街道沿いには塀がめぐらされて門が構えられています。飾り気がなく、シンプルな集落の佇まいです。特色あるのはそれぞれが二階建ての瓦葺の建物で、2階に蚕室が備わっていること。建物も塀も質が高く、それが趣のある文化的景観をつくり出しています。二階の蚕室の雨戸も景観に美しさを添えています。旧街道の道筋は車が1台通過できる程度の幅しかありません。車を屋敷の中に入れる事は不可能です。現代の生活に欠かせない車が屋敷の中にすら入れない不自由を抱えながら、古い建物が維持され、このような美しい景観が維持されていることに感銘を受けます。 西側に面している建物は細い路地に面し、窓のない木造
2020-07-18
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上塩尻の集落の模型(1992年)発見
蚕種製造民家群が数多く残る上塩尻の民家は1989年度から1991年度にかけて当時の工学院大学山崎弘研究室によって調査されました。それからかれこれ30年近くが経過し、その調査を知る人も少なくなったばかりでなく、所在がわからなくなっていた調査資料を最近になってやっと探り当てることができました。そのことだけでも大きな感動です。 そしてつい先日、その調査で作成された上塩尻の集落のミニチュアが発見され、眼前で確認しました。「長野県上田市上塩尻の養蚕民家集落 Scale:1/500 1992.3.28 工学院大学 山崎研究室」と記されています。 山崎研究室の調査では、上塩尻の蚕種製造民家のうち23軒が調査され、それらの民家については間取りも仔細に調査されました。それらの民家については実物そっくりのミニチュアが作られています。現在は
2020-07-18
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まちあるき「魅力新発見 蚕種の里・上塩尻を歩く」
2019/06/30上田市観光協会主催の上塩尻まちあるきに同行してきました。このまちあるきの企画は観光協会さんからご相談を受け、上塩尻の方々のご協力もいただいて実施したものです。 「観光地」のまちあるきではなく、歴史文化の素晴らしい地域資源を市民の皆様に触れていただく機会を提供し、地元をより深く知ってもらうことがねらいの一つです。 大雨が懸念されましたが、幸い、雨はやんだだけでなく、日差しが照り付け気温30度を超える過酷な気候条件でのまちあるきとなりました。 上塩尻の藤本蚕業歴史館に参加者が集合。私からも挨拶をさせていただきました。藤本蚕業歴史館を見学した後、藤本の蚕室を見学。「埋薪」(まいしん)という言葉を皆さん初めて接したようです。その後、加賀の殿様が参勤交代で使用した厠のある清水さ
2020-07-18
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地域の記憶:上塩尻・段々畑の桑園
地域のありようは長い間には大きく様変わりします。昔その地域がどうであったのかを確認するにはその当時の資料が欠かせません。人の記憶の中にその様相は残っていても、第三者がそれを確認できるのはデータとして残された何らかの記録です。証言のような言葉(人の記憶)でも補えますが、それを証言してくれる映像なり、道具なり、資料なりがあってその確認ができます。 先日、上塩尻のSさんのお宅を訪問しました。蚕種製造の中心地・上塩尻の古い資料をデジタルアーカイブ化しようというのがメイントピックです。過去に上塩尻の記録がまとめられたものとしては『塩尻地区写真集:20世紀の歩み』(1999年、塩尻地区写真刊行会)があります。 Sさんのお宅にあった一枚の写真に注目。少年たちと大人たちの集合写真です。脱穀作業を共同
2020-07-18
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「UEDA SILK展」で気づく上田紬のカジュアル感
2019/9/27、上田市武石にある武石ともしび博物館に「UEDA SILK展」を見に行ってきました。8/2~10/27の期間開催されています。 武石ともしび博物館は武石地区の小高い丘の上にあり、立派な日本庭園を備えた回遊式の博物館です。大きく3棟に分かれています。 「UEDA SILK展」では上田紬をメインに、上田の蚕種・養蚕などに関わる展示もされていました。上田紬の展示は、小岩井紬工房の小岩井カリナさんの作品を中心に構成されていました。「紬」と言えば、結城紬、大島紬が有名です。「日本三大紬」と呼ばれることもあります。では3つ目の紬はと言うと、地元上田の方でも知らない方がいます。もちろん「上田紬」です。なぜ、結城紬、大島紬に対して、上田紬の知名度が低いのか。上田の活性化ということからも、地元の伝統工芸の発展ということ
2020-07-18
35
上田と生糸貿易-4 ~上田の生糸と世界~
これまでの内容をまとめる。上田は、日本初の生糸貿易を生み出したといえ、生糸貿易は、日本の発展に多大な貢献をした。それに伴い、上田の蚕糸業はますます発展し、第十九国立銀行の設立などといった金融面の発達にもつながった。そして、明治、大正にわたり、日本の生糸生産の3割を占め、「蚕糸王国」と呼ばれる長野県の発展を下支えした。 画像は「常田館製糸場の歴史」より URL:http://www.kasahara.co.jp/kasahara/tokidakan/history.html
2020-07-15
36
上田と生糸貿易-3 ~明治期の信州の蚕糸生産~
明治初期の日本の生糸生産は、富岡製糸場に代表されるように、信州よりも上州(群馬県)のほうがさかんであった。しかし、官営模範工場を通して西洋技術を上州は得られたにも関わらず、その後蚕糸生産の中心は信州に移るのである。それには理由があった。信州では、研修生を富岡に派遣するなどして技術を獲得するだけでなく、その欠点を見直し独自の器械製糸の開発に成功。また、官営特有のコストの高さを見抜き設備投資などでコストを大幅に削減した民営工場を林立させた。その結果、生糸の大量生産に成功し、時代とともにその品質も向上させていったのである。これにより、信州は蚕糸王国を築き上げたのである。 画像は「岡谷シルク」より URL:https://okayasilk.jp/
2020-07-15
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ようこそ上田 上田のつるし飾り
上田へようこそ! 「季節のつるし飾りと人形展2014」の取材記録です。 上田には初節句を迎えた女の子の健やかな成長や幸せを願ってつるし飾りを贈る風習がありました。上田のつるし飾りは押しびな(平べったい形状の雛飾り)に特色があります。 語り手:下谷よし枝さん(上田さくら会会長) 会場の旧上田市立図書館(当時は蚕都上田館)は、耐震性の問題があるため、現在は閉館となっています。 (制作:マクティ〔長野大学映像サークル〕 2014年4月)
2020-07-12
38
上田と生糸貿易‐2 ~蚕種の大量輸出~
蚕種は蚕の卵を指す。幕府は民間人の蚕種輸出を禁じていたが、横浜港開港当初より、蚕種の密輸が横行した。そのため、1865年に幕府が民間人の蚕種輸出を認めると、蚕種輸出はますます盛んになり、相場も高騰していった。このような背景としては、当時ヨーロッパに蔓延していた蚕の微粒子病の存在があった。ヨーロッパ諸国はこれにより良質な蚕種を求めていたのだ。長野県では上田が特に蚕種の生産地であり、上田は明治初期には実に日本の3分の1を生産していたという。このような蚕種輸出の高騰状態は、1870年の普仏戦争の勃発により沈静化し、その後暴落の一途をたどってしまうが、上田の蚕糸業がこれをきっかけに発展したことは想像に難くないであろう。 画像は「蚕紙」wikipediaより URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9A%95%E7%B4%99#/media/%E3%83%95%E3%82
2020-07-08
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上田と生糸貿易‐0 ~開国前の上田と養蚕~
上田は古くから養蚕業が盛んで、農家の自家用として紬が織られるようになった。これが、「上田紬」である。上田紬は、1660年頃より有名になったといわれ、大島紬、結城紬と並んで、日本三大紬の一つとされる。このように、上田は古くから養蚕と深いかかわりを持っていたのである。 画像は「上田紬」によった。 URL:http://ueda-tsumugi.com/#hajimari
2020-07-08
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桑の実摘み体験!
ゼミの活動の一環でエリスンという施設が行っている桑の実摘みのボランティアのお手伝いをしてきました。 元々養蚕業が盛んだった時代に上田市では桑の実の生産が盛んでした。 桑の実は足が速いため市場にそのものが出回ることはなく桑の実を摘む際にしか食べることのできない貴重なもので、とても美味しかったです!
2020-06-28
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『上田市誌』(全31巻 2004年)目次
『上田市誌』全31巻 発行:2002~2004年 編集者:上田市誌編さん委員会 発行者:上田市、上田市誌刊行会 以下から各巻の目次と奥付が参照できます。なお、対象の「上田市」は2006年の合併以前の旧上田市が対象です。
第01巻 自然編(1)上田の地質と土壌
第02巻 自然編(2)上田の気象と川や湖
第03巻 自然編(3)上田の動物と植物
第04巻 歴史編(1)上田盆地のあけぼの
第05巻 歴史編(2)上田の弥生・古墳時代
2020-06-27
42
『信濃蚕糸業史・下巻』(1937年)
『信濃蚕糸業史・下巻』(1937年)
1602頁/容量 213MB ダウンロード表示には時間がかかります。
★
目次と奥付(抜粋・PDF)
<目次> 製糸篇 第一章 総論 第二章 江戸時代信州各地に於ける製糸業の発達 第三章 開港以後の製糸業 第四章 日清戦争より世界大戦に至る時代 第五章 大正時代 第六章 現代 第七章 製糸技術の変遷 第八章 経営史 第九章 皇室と信州蚕糸業 第十章 本県製糸業者の米国視察と米国絹業者の入信 第十一章 生糸貿易に関する史料 <奥付> 昭和十二年六月一日 昭和十二年六月五日
2020-06-24
43
『信濃蚕糸業史・中巻』(1937年)
『信濃蚕糸業史・中巻』(1937年)
1258頁/容量 89MB ダウンロード表示には時間がかかります。
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目次と奥付(抜粋・PDF)
<目次> 蚕種篇 第一章 蚕種製造業の発達 第二章 蚕種販売 第三章 蚕種業の奨励 第四章 蚕種業に関する組合の起源及其変遷 第五章 江戸時代に於ける蚕種に関する法規の変遷 第六章 明治時代に於ける蚕種規則の変遷 第七章 蚕種検査 第八章 きょうそ駆除 第九章 蚕業取締事務機関の変遷 第十章 国立原蚕種製造所松本支所設置の沿革 第十一章 蚕品種の変遷附蚕品種整理に関する
2020-06-24
44
藤本つむぎ工房
上田市常田にある藤本つむぎ工房では、機械織りによる上田紬が作られています。1661年に蚕種の生業に携わることとなったのが藤本つむぎ工房の始まりでした。400年近くの年を重ねて歴史と伝統を受け継いできたお店です。
2020-06-23
45
上田蚕種株式会社
上田蚕種株式会社は上田蚕種協同組合が出資をして、設立したのが始まりです。その後、昭和45年から現在の社名となっています。最盛期には22万箱の蚕種をこの組合から出荷していました。
2020-06-23
46
『信濃蚕糸業史・上巻』(1937年)
『信濃蚕糸業史・上巻』(1937年)
1077頁/容量 129MB ダウンロード表示には時間がかかります。
★
目次と奥付(抜粋・PDF)
<目次> 栽桑篇 第一章 桑園の期限及発達 第二章 桑品種の変遷 第三章 桑苗生産の変遷 第四章 栽培法の桑栽培法 第五章 桑樹仕立法の変遷 第六章 桑園肥料 第七章 歩桑々園の発達 第八章 夏秋蚕専用桑園の期限及発達 第九章 桑葉売買 第十章 桑園災害 第十一章 桑園の消長 第十二章 桑園経済 第十三章 桑園改善に関する本県当局の施設 第十四章 桑園の分布 第
2020-06-21
47
引札(ひきふだ)
平野屋にあった引札が印刷されたカーテン。 引札とは、現在で言うチラシのような物。 この引札は平野屋が昔、養蚕業関連の仕事をしていたときの物だそう。 平野屋の歴史が感じられる。 「食」ではないが、貴重なものだと思い投稿した。
2020-06-20
48
平野屋
創業 昭和28年 鶏肉店 元は養蚕業関連の仕事をしていて、その後は竿竹屋をやっていたそう。 昔は鶏を飼っていて、卵を産まなくなった鶏の肉を解体した状態で売っていた。 現在は、串に刺さっていて焼くだけのもの等、時代とともに販売する商品も増えているそう。
2020-06-20
49
梅花幼稚園(蚕都まちあるき2008)
梅花幼稚園は1900年(明治33年)創立。現在の園舎は1902年竣工。園舎としては日本で2番目に古い。 解説:小野寺芙美子さん(梅花幼稚園園長=当時)
蚕都上田まちあるき2008 (企画・制作:蚕都上田プロジェクト) 2008/10/25の記録
2020-06-19
50
信濃銀行支店跡(蚕都まちあるき2008)
看板「すわん」のある鉄筋コンクリート造の建物がかつての信濃銀行支店だった。この道路は上田駅から続くメインストリートだった時代がある。旧上田東駅の近くにある。周辺には宮下製糸場など複数の製糸場があった。蚕都は銀行業が盛んであったことを物語っている。 解説:斎藤功さん(長野大学環境ツーリズム学部教授、地理学)=当時
蚕都上田まちあるき2008 (企画・制作:蚕都上田プロジェクト) 2008/10/25の記録
2020-06-19
51
小県蚕業学校(『上田市史』下巻1940)
上田市史・下巻(1940)687~689頁 (目次位置) 第三篇 上田町勢の発展 第五章 教育 第二節 中等教育 三、小県蚕業学校
2020-06-19
52
第十九国立銀行について-1
第十九国立銀行跡(現在の八十二銀行上田支店)を示す説明文。第十九国立銀行は、1877年(明治10年)、長野県の佐久地方の豪商であった黒沢鷹次郎らを中心に設立され、養蚕、生糸事業を中心に事業を拡大した。明治から昭和の初めに至るまで、長野県はわが国の生糸生産量の約3割を占め、外貨獲得に多大に貢献するが、第十九国立銀行は、金融面において生糸商人を支え続けた。
2020-06-16
53
大屋駅内の時計
以前の投稿にも書いたように、大屋駅は昔蚕の繭から取れる糸を運ぶ駅として利用されていました。 駅内にある時計は対象11年に設置され、修理や改善は行われているものの、今でも時を刻んでいます。 まさに「大きな古時計」です。古い建物や物の存続は難しいと思うのに、今でもこうして残されているのは地域の方の思いがあるからなのではないかと思いました。これらは存続していくべきだと思います。
2020-06-15
54
上塩尻 蚕がすごい
養蚕で有名な上田地域 蚕の卵を育てて輸出していたお家を見学させていただきました。 そこで日本から輸出された蚕の卵は4割以上がこの地で生産されたことを教えていただきました。 そんなにすごいところだったとは… 外国で蚕が病気によって全滅した時に、ここから輸出を行ったことで、復活したそうです!すごい! お宅も蚕を育てるために建てられたような構造で、とっても面白かったです。 屋根には換気のために「気抜き」と呼ばれる窓があったり、床には室内の温度を暖かく保つために「埋薪」と呼ばれる、今でいう床下暖房みたいな設備もありました。 周りのお家も歴史のある感じでレトロな街並みです。
2020-06-15
55
昔からの伝統 蚕都上田
昔から産業とされてきた珍しい蚕をみることができます。また蚕の加工の仕方や蚕を使った現代風のアートが展示されており蚕についてもっと知りたくなるスポットです。
2020-05-26
56
養蚕神社
自分の近所にある神社でとても古く感じました。この神社は少彦名大神と保食神をまつっていて、保食神は食物をつかさどる神だそうです。
2020-05-26
57
氷沢風穴
かつて上田で栄えた蚕種産業で、 蚕種を低温で保存するために使われていた 自然の冷蔵庫です。 風穴から涼しい風が出てきていてちゃんと涼しかったです。 とても深かかったです。
2020-05-26
58
大屋駅
大屋駅は昔、生糸を運ぶ駅として利用されていました。 日本の産業近代化に貢献した産業遺産としての価値を持っていると評価されました。 その結果、経済産業省の近代化産業遺産に認定されました。 日本初の請願駅として駅前に石の碑文が設置されています。 当駅は歴史のある駅なので昔ながらの雰囲気を感じることができます。
2020-05-25
59
『蚕糸王国信州ものがたり』
『蚕糸王国信州ものがたり』 共著:前川道博 信濃毎日新聞社 2016年10月出版 分担執筆者:阿部勇[編著]、伊坪達郎、高林千幸、小野一英、桂木恵、山浦直人、前川道博 ISBN-13: 978-4784072934
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『蚕糸王国信州ものがたり』で検索
2020-05-25
60
蚕都上田まちあるき2009(1)~西塩田・別所編~
【日時】 2009年9月19日(土) 【ルート】 上田駅温泉口→飯沼(高札場跡、郷蔵、飯沼公民館、古文書保管庫)→カネタの煙突→近代工業百年記念公園→丸子郷土博物館→丸子公園(依水館で昼食)→大屋駅(石碑)→上田駅温泉口 〈内容〉 かつて製糸業のまちとして活況を呈した旧丸子町を中心にまちあるきを行った。飯沼では、幕末・明治期に横浜貿易で活躍した生糸商人の足跡をたどる。その後、器械製糸工場で発展した丸子の史跡・歴史をめぐる。 〈案内人〉 阿部勇氏(上田歴史研究会代表、上田飯沼史学会会員、上田教育委員会) 奥村栄邦氏(上田飯沼史学会会長) 〈制作〉 企画・制
2020-05-24
61
蚕都上田まちあるき2009(2)~飯沼・丸子編~
主催:蚕都上田プロジェクト 2009/09/19実施 ナビゲーター:阿部勇さん(上田歴史研究会代表)
2020-05-24
62
蚕都上田まちあるき2009(3)~塩尻編~
主催:蚕都上田プロジェクト 2009/10/18実施 ナビゲータ-:馬場郁夫さん(上塩尻在住) 清水卓爾さん(環境ジャーナリスト) 探訪先: 小岩井紬工房、旧蚕種家宅、座摩神社(蚕影さん)、段々畑、塩尻小学校郷土資料館、元宿など(地区間の移動は徒歩) 江戸時代末期から昭和時代にかけて蚕糸業が盛んであった塩尻地区を歩いて往年の生業や暮らしをたどりました。
2020-05-24
63
蚕都上田まちあるき2009(4)~市街地編~
主催:蚕都上田プロジェクト 2009/11/07実施 案内人:斎藤功氏(長野大学環境ツーリズム学部教授)、竹内秀夫氏(都市・建築工房、建築家) 企画・制作 蚕都上田プロジェクト 探訪ルート:三吉米熊像、長野県蚕業試験場上田支場跡、原町~海野町(かつての蚕業、金融施設の集積地)、丸子線上田東駅跡、上田蚕種株式会社事務棟など
2020-05-24
64
蚕都上田まちあるき2008
企画・制作:蚕都上田プロジェクト 2008/10/25の記録 竹内秀夫さん(都市・建築工房、建築設計) 斎藤功さん(長野大学環境ツーリズム学部教授、地理学) 新津新生さん(上田小県近現代史研究会) 小野寺芙美子さん(梅花幼稚園園長) 三田育雄さん(長野大学地域連携センター長)=まちあるきの企画者 <まちあるき探訪先リスト> リンクを選ぶとその部分を頭出し再生できます。 1.
上田駅前に集合
2.
往時の駅前の状況
3.
曳家した繭倉 木造4階建(笠原工業)
4.
2020-05-24
65
ミニ講義「横浜開港と蚕都上田」
ミニ講義「横浜開港と蚕都上田」+横浜開港資料館展示解説 講師:西川武臣氏(横浜開港資料館主任研究員) 2011年3月26日 横浜開港資料館講堂にて 27分 (撮影・編集 蚕都上田プロジェクト)
2020-05-24
66
蚕都上田/幕末・明治の蚕種輸出
横浜が1859年に開港した後、日本、とりわけ上田小県は生糸をいち早く輸出し、それが蚕都上田の繁栄の導入線となりました。しかしながら上田から圧倒的に多く輸出されたものは「蚕種」です。多く輸出された期間は1860年代から70年代にかけてです。そうした時代背景の蚕種輸出について新津さんからミニ講義をしていただきました。 講師:新津新生さん 日付:2011/04/24 場所:蚕都上田館(長野県上田市) 主催:蚕都上田プロジェクト
2020-05-24
67
新津新生さん/『蚕都上田を見て歩こう』の発刊に寄せて
上田小県近現代史研究会ブックレット『蚕都上田を見て歩こう』(No.19「千曲川右岸編」、No.20「左岸編」)が発刊されました。新津新生さんに発刊に寄せてお話をお聴きしました。 (2012/12/06蚕都上田プロジェクト定例会にて)
2020-05-24
68
蚕都上田レポート/ブックレット編さんと蚕都上田
上田小県近現代史研究会が毎年刊行しているブックレットについて、新津新生さん(同研究会事務局長)にお聴きしました。 記録:2011/08/30
2020-05-24
69
神畑にある加美畑神社
よく自分が通る道沿いにひっそりとある神社です。 名前が加美畑神社ということで名前の中に神畑の漢字が入っていて面白いと思いました。 ペットの散歩に利用する方が多く、写真を撮りに行った際にはキャッチボールをしている親子もいて、地域の人の利用が多い場所でした。 木々に囲まれているので、夏でも涼しく、夏には小さい祭りが開かれています。 運動や散歩だけではなく、ベンチなど置いてもらえれば読書などゆっくりするスペースとしても利用できそうだなと感じました。 祭神は建御名方命(たけみなかたのみこと)といい、境内には蚕影社、疱瘡社、阿夫利社、神明社、秋葉社、飯綱社が合祀されているそうです。
2020-05-24
70
蚕都喫茶室/蚕都上田を知る楽しみ・人物編
日時 2010/12/19(日) 14:00~16:00 場所 蚕都上田館 内容 フリートーク:ブックレット『蚕都上田を築き支えた人びと』をめぐる話題 出演: 新津新生さん(上田小県近現代史研究会事務局長) 桂木恵さん(上田小県近現代史研究会) (司会)小林良子さん(フリーパーソナリティー) スタッフ:長野大学・前川ゼミスタッフ 上梓された『蚕都上田を築き支えた人びと』の執筆者を代表し、新津さん、桂木さんから蚕都上田を作った人々のお話をうかがいました。養蚕農家、製糸工場の主たる労働力は女性たちでした。蚕都上田は実は多くの女性たちによって支えられたという新津さんの解説にはなるほ
2020-05-24
71
上塩尻神社
祭神は諏訪大明神です。奈良時代に舎人嶋(現元宿)に創建したが、1595年(文禄4)の大洪水で流出し、1709年(宝永6)現在地に再建した。 上塩尻は養蚕が盛んだったようで、立派な土塀に囲まれた家々が狭い道沿いに立ち並んでいます。狭い道を登って行くと神社が建っており、祠には万葉歌碑が祀られています。一度再建はされたものの、古くから万葉歌碑が現在も残っているのはとても面白い。
2020-05-21
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下塩尻 桜づつみ ホタルの里
長野県上田市にある下塩尻桜づつみホタル水路は、春は美しい桜並木、ホタル舞う水辺環境を地域ぐるみで復元させ、ホタルの故郷づくりをしています。 夏には、水路に沿って歩きながら、ホタルを観賞することができます。 上田市で上田紬で有名な蚕とはまた違った魅力で観光する人々を魅了し、人々を寄せ付ける桜づつみのホタル水路。その魅力に誰もが興味を持てるだろう。
2020-05-21
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上塩尻の蚕種製造民家群と文書を見聞する
2018/08/18、上田市上塩尻の蚕種製造民家群と文書を見聞する会を開きました。長野大学前川研究室、上塩尻自治会、上塩尻今昔の会の連携で実施したものです。地元上塩尻の方々を中心に、建築や歴史文化の専門の方などが加わり20名ほどが参加しました。暑いとは言え、連日の猛暑からは解放されたように秋めいた爽やかさが感じられる一日となりました。
全国的にも稀有な蚕種製造民家群
幕末から近代にかけて日本の産業を牽引した蚕糸業の中でも、長野県は蚕糸王国と呼ばれるほどに近代日本の殖産興業に貢献をしました。その中で上田小県は蚕都上田と呼ばれ、その中心地の一つでした。とりわけ上塩尻を中心とした塩尻地区は蚕種製造の一大中心地となり、江戸時代から幾人もの優れた蚕種製造家を輩出した他、各家が蚕種製造業を営んで
2020-05-10
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藤本蚕業歴史館
蚕種製造の中心地であった歴史館。文書館と展示施設の機能を併せ持っている。
2020-04-29
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上塩尻の蚕種製造民家
北国街道沿いに広がる上塩尻の景観が美しい。それぞれの家々の多くが、かつては蚕種製造業を営んでいた家です。それぞれが二階建ての瓦葺の建物で、2階に蚕室が備わっていること。建物も塀も質が高く、それが趣のある文化的景観をつくり出しています。二階の蚕室の雨戸も景観に美しさを添えています。 改めて、上塩尻のさりげない景観に美しさを感じ、写真に収めておきました。
2020-04-22
76
秋和の文庫蔵を訪ねる
2/17、地元の方々と学生と秋和文庫蔵を訪ねました。 秋和は蚕種製造の中心地であった塩尻村の中で、上塩尻、下塩尻と共に蚕種製造が営まれ、蚕都上田の興隆にも大きく貢献した一地域です。そうした近代の地域の背景を知る上でも地元の古い資料は欠かせないものです。 いくつか手にした文書は「明治十八年 祭典諸事記載帳」「明治三十年度 人夫賃金支払帳 塩尻村秋和土木委員」「明治十年第三月 秋和学校貸附金証書」「明治十三年金銀出納簿 一月ヨリ 秋和学校」などなど。少し手に取っただけでもまるでタイムカプセルから地域の埋もれた歴史に陽光が当てられたかのような感興がありました。 これらの資料をどうするか。それが問題です。地元の資料は地元の力でともかくも目録化に着手するのが第一との課題を共有しました。
2020-04-22
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